東海市 歯科 歯医者 小島歯科室

愛知県 東海市 歯科医院 小島歯科室 歯科口腔外科 インプラント 矯正歯科 ホワイトニング

東海市 歯科東海市 診療方針院内ツアー 東海市 歯科スタッフ紹介 東海市 歯科アクセス 東海市無料メール相談 東海市 歯科リンク 東海市 歯科


ワクワクスマイル通信

プレスリリース

知多ホームニュースに掲載された当医院の記事をご紹介

 

 

「筋肉と矯正」

/平成29年10月上旬号

「はり金をつけないでも、口のまわりの筋肉をきたえれば歯並びがよくなると聞いたのですが?」
「小学校低学年までの間に、口のまわりの筋肉を適切にトレーニングしたり、鼻呼吸の運動をしたりすることにより、顎の骨を正しい形に成長させることができます。シリコンマウスピースを毎日一時間ほど入れて行います。装置を何度も交換して無理に歯を押すことなく、人間本来の筋肉の力を利用します。」

 

「輪ゴムを使う矯正」

/平成29年8月上旬号

Jさん(12才)のお母さんより
「この輪ゴムは毎日引っかけている必要がありますか。夜寝る時だけでいいですか?」

「この輪ゴムは24時間ほぼつけています。はずしてよいのは歯を磨く時、一日一回のゴムの交換の時、食事の時くらいです。持続的に一定の力をかけることが重要ですので、学校に行っている間、はずしていたら効果が出ません。」

 

「口呼吸と矯正」

/平成29年7月上旬号

Fくん(5才)のお母さんより
「まだ大人の歯がはえていません。矯正治療はもっと後でよいですか?」

「Fくんは口呼吸をしていて、いつも口が開いているようです。口のまわりの筋肉の正しい使い方を練習することが今は大事です。矯正装置をつけることだけが治療ではありません。歯並びを悪くする原因の一つは口のまわりの筋肉です。早い段階での鼻呼吸への練習がとても有効な原因除去です。

 

「呼吸と歯並び」

/平成29年6月上旬号

Cさん(9才)のお母さんより
「この子はいつも口が開いています。歯がどんどん出っ歯になっているような気がします。どうしたらよいですか?」

「歯並びが悪い場合は矯正器具を使って治療することが必要です。が、口が開いているようなクセがあることは、歯並びを悪くする原因です。クセを改善するトレーニングを受けてもらいます。クセがあると全身の健康にも影響します。」

 

「いつから矯正スタート?」

/平成29年5月上旬号

Eさん(5才)のお母さんより
「子供の歯並びが悪いのではないかと気になります。早く始めた方がよいのでしょうか?」

「そうですね。気になりますよね。診断は早期にした方がよいです。が、装置を入れ始めるのは、その子によって違います。5、6才から入れ始める子もいれば、9、10才ぐらいからの子もいます。早すぎても、治療期間が長いだけになってしまうこともあります。」

 

「歯を抜かない矯正」

/平成29年4月上旬号

B君(17才)のお母さんより
「前歯が出ているのが気になります。歯を抜かないでも矯正治療ができますか?」
「一般的には前歯が出ていて、重なりも強い場合、小臼歯を4本抜くことが多いです。が、この場合、歯の内側にも装置を入れて、アゴの形をよくしていけば、歯を抜かない矯正治療が可能です。」

 

「下あごが出ている」

/平成29年3月上旬号

R君(6才)のお母さんより
「うちの子は小さい頃から受け口です。もうそろそろ矯正治療を受けたほうがよいですか?」

「そうですね。下あごが出ている反対咬合の場合、早めの治療がよいです。5、6才ぐらいからスタートした方がよい場合が多いです。あごがずれたまま体が成長していくのはよくないです。正常なあごの位置に戻して体が成長していくのがよいです。」

 

「透明な矯正装置・2」

/平成29年2月上旬号

40代Bさんより
「この透明マウスピースは24時間毎日入れているのですか?私のようなガタガタな歯並びでもなおりますか?」
「マウスピースはできる限り入れていて下さい。夜間だけではダメです。マウスピースでなおる人、なおらない人がいます。特にお子さんの場合は難しいです。」
最も優れた方法は、はり金をつけることです。

歯並びの気になる方へ、マウスピース無料体験、2月末まで。電話にてお申し込み下さい。

 

「透明な矯正装置」

/平成28年12月上旬号

Gさん(10才)のお母さんより
「透明のプラスチックの装置を入れて治す方法があると聞いたのですが?」

「そうですね、透明マウスピース矯正は主に大人の方で少しだけの曲がりを治す場合に有効です。子供の場合、多くは顎が小さいことに原因があるので、この透明マウスピースが適応になる子は20人に1人くらいです。」

 

「はり金をつける」

/平成28年11月上旬号

Yさん(10才)のお母さんより
「今まで取りはずし型のプラスチックの装置で治療が進んできましたが、この先は、はり金をつける治療が最もよい方法ですか?」
「そうですね、はり金、ブラケットをつけるのは永久歯がほぼはえそろった時期がベストです。永久歯のブラケットをつけていく方法が現状最も優れた治療法です。」

 

「矯正装置の洗い方」

/平成28年10月上旬号

Fさん(11才)のお母さんより
「矯正装置は毎日ハブラシで洗って洗浄剤を使ってきれいにした方がよいのでしょうか?」
「そうですね、プラスチックのとりはずし型の装置は、菌が繁殖する原因になるのできれいにしてください。特に銀イオンコーティングを3ヶ月に一度することによって毎日、洗浄剤を使わなくてもよくなります。(一回3,500円)
矯正装置、入れ歯などをお使いの方へ、銀イオンコーティングお試し無料。10月末まで。お電話にてお申込下さい。

 

「マウスピースはいつまで」

/平成28年9月上旬号

Dさん(16才より)
「矯正のはり金がはずれてもう2年経ちます。このマウスピースはまだしていた方がよいですか?」
「そうですね。マウスピースは、はり金できれいに並べた歯の後戻りを防ぐために使います。夜寝る時だけ毎日入れて使うとよいです。体は一生変化していきますので、定期的にマウスピースの具合を見て、バランスを整えていくのがベストです。」

 

「下あごの成長期」

/平成28年8月上旬号

Cさん(11才)のお母さんより
「姉と弟では矯正を始める時期がずいぶん違いましたが、いいですか?」

「そうですね、お姉ちゃんは下あごを横に拡げる必要があったので、その骨の成長するピーク(8〜10才)に始めるのがよいのです。弟さんは、下あごを前方に大きくするだけでよいので10才からでよいです」

 

「はり金は必要?」

/平成28年7月上旬号

Nさん(10才)のお母さんより
「とりはずし型装置を使って2年ほど経ちます。子供の歯も抜けて、大部よくなったように思いますが、これで終わって大丈夫ですか?」
「この先は大人の歯にはり金をつけて固定していきます。上下の咬み合わせをつくる上でとても大切な治療です。」

いつはじめたらよいかわからない方へ、無料矯正相談7月末まで、お電話にてお申込み下さい。

 

「矯正のスタートはいつ?」

/平成28年6月上旬号

Yさん(8歳)のお母さんより
「もうそろそろ矯正を始めた方がよいですか?診断をお願いします。」
「そうですね、矯正をいつスタートするとよいかは、その子によって違います。早すぎても遅すぎてもよくないです。Yさんの場合は下顎を前に成長させたいので、もうあと2年くらいして始めるのがベストです。」

小学生のための無料矯正診断、お電話にて申込下さい。(6月末まで)

 

「前歯が出っ歯」

/平成28年5月上旬号

Cさん(9才)のお母さんより
「うちの子はとても前歯が出っ歯で、気になります。これって矯正でなおるんですか?」
「そうですね、前歯が出ていることもありますが、下のあごが小さいこともあります。下あごを前に大きくする装置を入れた方がよいです。」
出っ歯が気になる小中学生。保護者の方へ、矯正装置無料体験(2週間)お電話にてお申込み下さい。(6月末まで)

 

「前歯がデコボコ」

/平成28年4月上旬号

Bさん(9才)の場合
「うちの子の前歯は少し重なっていたのですが、生え変わりが進むにつれ、どんどんデコボコになってきたように思うのですが?」

「そうですね、大人の歯のでてくる場所があまりないからです。取り外し型の装置をまずはやることからがよいです。」
矯正治療からうまくできるか不安な方へ!小学校2、3年生位、取りはずし型装置1週間無料体験。
電話にてご予約下さい。

 

「反対咬合は早く」

/平成28年3月上旬号

Yくん(5才)のお母さんより
「この子は下のあごが前にでていて反対咬合です。もう矯正治療をはじめた方がよいですか?」
「下のあごがでている場合は骨の成長に問題があるので早め(4、5才位)からスタートするのが理想です。あとは本人がうまく装置を使えそうかを確認していきます。」
反対咬合用矯正装置無料体験(一週間)3月末まで、要電話申込

 

「透明マウスピース矯正」

/平成28年2月上旬号

40代Bさん(女性)より
「はり金をつけるのに抵抗があります。マウスピース矯正は私でも治るでしょうか?」
「そうですね、人によって向かない場合もあります。また自分が本当に出来るのか不安もありますよね。」

成人矯正無料体験 申し込みはH28年2月末まで(2週間お試しマウスピース)お電話でお申込み下さい。

 

「透明マウスピース矯正」

/平成27年12月上旬号

20代Nさんより
「今は仕事のこともあり、はり金をつけないで矯正をしたいです。」
「そうですね。Nさんの咬み合わせの場合でしたら、透明マウスピース型の装置を使って治療することが可能です。これを一日中つけていても、ほとんど目立つことはありません。」

 

混合歯列期の矯正装置

/平成27年11月上旬号

Bさん(10才)のお母さんより

「まだ、子供の歯が半分くらい残っています。はり金はまだつけなくてよいのですか?」

「抜ける乳歯にはり金をつけることは基本的にはありません 混合歯列の時期は、取り外し型の装置を使って顎の形が正しい形になるよう成長を促進します。」

 

6才臼歯を動かす

/平成27年10月上旬号

Cさん(11才)のお母さんより
「もうほとんど大人の歯にはえ変わっていますが、顎を大きくするには手遅れですか?」

「下顎を横に大きくしたかったのですが、下骨の成長の時期が過ぎています。ので6才臼歯を後ろに動かして前歯の並ぶスペースを作っていきましょう。とりはずし型の装置をしっかり入れてください。」

 

スタート時期の差

/平成27年9月上旬号

Fさんのお母さんより
「お姉ちゃんは小2から始めましたが、下の子は小4からでも大丈夫なのでしょうか?」

「矯正のスタートは早く始めれば早いほどよいというわけではありません。人それぞれ不正咬合の原因が違うので、その人に会った時期があります。また早くやればやるほど早く終わるということも一概にはいえません。」

 

矯正用ミニインプラント

/平成27年8月上旬号

Cさん(21才)より
「矯正で歯を動かすのにもインプラントを使うことがあるのですか?」

「そうですね。奥歯の歯茎の横に簡単につけることができるミニインプラントを使用します。このインプラントの利用によってより早く歯を動かすことができます。ミニインプラントをつけるのは、ほとんど痛くありません。」

 

はり金と輪ゴム

/平成27年7月上旬号

B君(13才)のお母さんより
「この上下にひっかける輪ゴムは、やっぱり毎日した方がいいんですか?」
「そうですね。この輪ゴムは上と下のはり金に引っかけた状態で、一日24時間ほぼつけて下さい。毎日新しい輪ゴムに本人に交換してもらいます。そうすることによって上下の顎の位置が正しい位置になってきます。」

 

装置の洗い方

/平成27年6月上旬号

D君(10才)のお母さんより
「このとりはずし型の装置は、毎日入れ歯洗浄剤のようなものに入れた方がよいですか?」

「そうですね、毎日歯ブラシで自分の歯と同じようにみがいてあげて下さい。30分程洗浄剤に入れるとよいです。毎日洗浄剤に入れなくても4ヶ月程ピカピカの状態を保つ銀コーティング(約四千円)もあります。菌をよせつけないので安心です。毎日洗浄剤に入れるより安価です。」

 

下顎を大きくする装置

/平成27年5月上旬号

Jさん(10才)のお母さんより
「この金具は牙みたいでとても大きいですね。痛くはないですか?」
「痛くはないです。この2本のしっかりとしたフォークがあることにより、下顎を成長促進していきます。この年齢の時にやることが重要です。また舌のくせを治す効果もあります。」

 

針金をはずした後

/平成27年4月上旬号

kさん(15才)より
「ようやく針金がとれて嬉しいです。もう何もつけないのですか?」

「矯正治療はこれで終了です。が、安全、安心のため、取りはずし型のマウスピースをつけます。最初の半年位は24時間できるだけはめていて下さい。その後、はめる時間を半日位に減らします。それで安定していたらさらに夜寝る時だけにします。具合をみてどんどん一日あたりのはめる時間を少なくしていきます。

 

一日中つけてるの?

/平成27年3月上旬号

Cさん(8才)のお母さんより
「この装置は夜寝る時だけつけていればよいのですか?」

「残念ながら、そうではありません。一日中、24時間つけていてほしいです。顎の骨の形をよくしていきたいのですから、夜、7、8時間程度ではそれなりにしか、よくなりません。確実によくするためにはしっかり使用することが不可欠です。」

 

取りはずし装置だけ?

/平成27年2月上旬号

Gさん(10才)のお母さんより
「取りはずし型の装置で大分きれいに並んできました。この先、はり金をさらにつける必要はありますか?」

「そうですね。今、ようやく生えかわりも進みきれいになってきましたね。この先、大人の歯にはり金をつけてしっかりと正しい咬み合わせに固定していくことが大切です。取りはずし型だけで終わると後戻りすることが多いです。」

 

はり金の痛み

/平成26年12月上旬号

Hさん(14才)のお母さんより
「とりはずし型の装置が終わり、これからはり金の装置に変わるそうですが、痛くないですか?」
「そうですね。はり金を歯の表面に固定していくので痛いイメージがみなさんあるかもしれません。最初は軟らかいはり金でそっと動かして、歯を慣らしていくタイプのものもあります。一度派が動きはじめるともう後は強くはり金でしめていってもあまり痛みは感じません。(個人差もあります。)」

 

咬み合わせは大切

/平成26年11月上旬号

Fさん(小4)のお母さんより
「小2の頃から取りはずしでの装置をつかってきて、かなりきれいになってきたようです。この先、固定のはり金をつける必要はありますか?」

「そうですね。大分きれいに並んできましたね。固定のはり金をつけることの意味は、みた目のきれいさを改善することもありますが、正しい咬み合わせを作るためでもあります。上下の安定的な咬み合わせのためには、はり金をつけての治療が大切です。」

 

ブラケットをつける

/平成26年10月上旬号

Yさん(12才)のお母さんより
「今まで取りはずし型の装置で顎を広げてきましたが、今後はブラケットをつけますか?」

「そうですね。顎をよい形にした後は、はり金とブラケットを一本一本大人の歯につけて上下の咬み合わせをしっかりつくっていくことが必要です。大人の歯に生えかわってから、はり金をつけることが歯並びをきれいにして安定させるために重要です」

 

早くやれば早く終わる?

/平成26年9月上旬号

Hさん(9才)のお母さんより
「お兄ちゃんと一緒に始めた方がよいですか?早くやれば早く終わりますよね?」
「残念ながら必ずしもそうではありません。早くやることのメリットの1つは、大人の歯を抜かないで最後のゴールまでいけることです。子供の歯の残っているうちは顎の成長促進ができるので、骨格自体を正しい形に近づけることができ、健康のためにとても優位です。」

 

矯正用ミニインプラント

/平成26年8月上旬号

20代女性のEさんより
「大人の場合、歯を動かすために奥歯にピアスのような小さなインプラントを利用することがあると聞いたのですが?」

「そうですね。直径2mm長さ6mmほどのピアスほどのミニインプラントを歯と歯茎の間につけます。ここを足場にはり金、ゴムを使って歯を引っぱって動かします。従来法より早く歯を動かすことができたり、複雑な動かし方が可能となります。」

 

矯正装置の洗い方

/平成26年7月上旬号

B子さん(8才)のお母さんより
「この取りはずし型の装置は普段どのように手入れすればいいのですか?」
「取りはず型の装置はお口の外で一日一回は洗って下さい。歯磨きをする際に毎回一緒に洗うとよいですね。歯ブラシで全体をくまなくきれいにして下さい。義歯用ハブラシという専用のものを使ってもよいです。洗浄剤に週一回くらいつけるとなおよいです。」

 

大切な輪ゴム

/平成26年6月上旬号

18才のCさんより
「この輪ゴムは食事中もつけたままでよいのですか?
「そうですね。輪ゴムをつけたまま食事ができれば、その方がよりでます。この輪ゴムは一日一回新しいものに交換して下さい。歯磨きの時は、はずして歯を磨いて下さい。」

輪ゴムは持続的に弱い力を加えていくことに意味があり、その結果、上下の咬み合わせが改善されていきます。

 

下顎を前へ大きく

/平成26年5月上旬号

Yさん(11才)のお母さんより
「この取り外し型の装置は一日中ずっと入れているのですか?」
「そうですね。この装置の目的は小さな下顎を前方へ大きく成長させるためのものです。下顎が前方へより成長することによって上下のバランスがよくなります。ですので、食事、歯磨きのとき以外は、一日中入れていることが大事です。夜だけでは根本的な解決にはなりません。」

 

治療後のマウスピース

/平成26年4月上旬号

Hさん(16才)より
「矯正治療が終わり、はり金をはずしてもらいました。その後マウスピースを毎日装着していますが、いつまでやればよろしいですか?」
「そうですね。このマウスピースは治療後、後戻りを防ぐ。最初の一年くらいは、できるだけ入れていて下さい。しかし、はずして人前に出たい時はいつでも自分ではずしていいですよ。一年位して問題なければ、装着期間をどんどん減らしていきます。

 

下顎が出ている場合

/平成26年3月上旬号

Cさん(5才)のお母さんより
「うちの子は下顎がでていて心配です。はやく治療した方がよいと聞いたのですが?」

「そうですね。治療の開始時期は、その人の状況によって様々です。早ければ4、5才くらいから始まります。逆に小学5年くらいからスタートでよい人もいます。Cさんはこのマウスピースをはめる治療をはじめます。乳歯があるうちにはり金をつけることはありません。」

 

はり金も必要?

/平成26年2月上旬号

Qさん(9才)のお母さんより
「今まで顎を拡げることをして、すべての歯が並びそうになってきました。この先、はり金をつけることは必要でしょうか?」
「そうですね。顎を拡げたのち、はり金をしないで済む場合はとても少ないです。全体の2%以下です。咬み合わせ、歯並を確実に安定させるために、はり金をつけることはとても有効です。ほぼ、はり金をつけるものだとお考え下さい。」

 

目立たない矯正装置

/平成25年12月上旬号

Nさん(40代より)
「はり金をあまりつけたくないのですが、もっと目立たない装置はありますか?」
「そうですね、治療期間や仕上がり精度を考えるとはり金を使うことが一番ベストです。しかし、はり金をつける期間を短くして(半年ほど)、あとは透明のマウスピースを入れる方法でやってみましょう。」

(ただしマウスピース矯正は子供にはあまり不向きです。また、マウスピースは必ず毎日自分の意志でしっかりとはめることが必須です。それをおこたると成果は出ません。)

 

スタート期を逃がすと…

/平成25年11月上旬号

Y君(11才)のお母さんより
「この子は妹と装置が違うんですね」
「そうです。2人とも下顎が小さく歯が重なっています。が、Y君はもう乳歯がほとんど生え変わってしまったので下顎を横に大きくするのは難しいです。ですのでこの装置で奥歯を後ろに押してなんとかスペースを作ります。」

 

大人の矯正は何歳まで?

/平成25年10月上旬号

Gさん(40代)より
「もうこの年なので今さらながらとは思いますが、やっぱり前歯がガタガタなのが気になります。娘と同じように矯正治療で治すことはできるのでしょうか?」
「そうですね、成人の場合、50代、60代でもはり金をつけて治療を受けていますよ。期間は2、3年くらいの人が多いです。一部便宜的に歯を抜く可能性があります。また以前治療した歯をかぶせ直すことも考えられます。」
Gさんはその後、矯正治療を約2年に渡り行いました。

「はり金をつける期間がとても長く心配していましたが、やってみたらこれくらいの期間、我慢してでもやって本当にすっきりしました。」

 

ミニインプラントと矯正

/平成25年9月上旬号

Nさん(35才)より
「矯正をするために小さいミニインプラントを歯茎にくっつけると聞いたのですが、痛くないですか?」
「少量ですが、麻酔してくっつけます。時間は3分ほどです。痛くもないです。」
成人矯正の場合、ミニインプラントを利用することで、よりはやく歯を移動させることができます。
また、今までの矯正治療法ではできなかった歯の動かし方も可能となりました。インプラントと聞くと、痛いというイメージがあるかもしれませんが、直径2mmほど、長さ6mmほどのピアスのようなものに近いと思って下さい。

 

とりはずし型装置

/平成25年8月上旬号

Eくん(10才)のお母さんより
「このとりはずし型の装置は、ちょっと歯茎にあたったり押しているような感じがするのですが?」
「そうですね。このピンク色のパッドの部分は、口の中で余計な筋肉の力を排除しています。また、歯茎のつけ根を刺激して、あごの骨が大きく成長していくように促進しています。あごの骨が、より正常な方向へ自然の成長力を利用して大きくなっていきます。」

 

とりはずし型装置のお手入れ

/平成25年7月上旬号

Aくん(9才)のお母さんより
「このとりはずし型装置にだんだん汚れがついてきます。どうしたらよいですか?」
「そうですね、装置も歯と一緒で汚れてきます。毎日ハブラシで洗って下さい。また、入れ歯洗浄剤のようなものを使うのもいいです。強くついた汚れは医院に来た際に超音波機にてそうじします。

 

矯正治療中のハミガキ

/平成25年6月上旬号

Mさん(11才)のお母さんより
「ブラケット、はり金がついて、ハミガキが難しいです。どうしたらいいでしょうか?」
「そうですね、この度、Mさんはとりはずし型のタイプの装置を終えて、固定式のブラケット、はり金に変わりました。こうなると自分の歯とブラケットも一緒にみがくことになります。専用のハブラシがあるので利用して下さい。専用のハブラシはブラケットの細かい所がみがきやすいです。」

 

輪ゴムをつける

/平成25年5月上旬号

Jさん(12才)より
「この輪ゴムはいつもつけているんですか?食事の時は、どうすればよいのですか?」
Jさんは矯正用の輪ゴムを自分で口の中につけています。これは上下の顎、歯の位置を正しくするためのものです。
「24時間ゴムをつけて下さい。はずすのは歯みがきの時だけです。食事の時も、つけていてほしいです。」

最初は鏡を見ながら、苦労して自分でゴムをつけますが、一週間もすると慣れで、鏡を見ないでも10秒以内にゴムをつけられるようになります。

 

顎の成長をコントロール

/平成25年4月上旬号

Cさん(10才)のお母さんより
「こんなに大きな装置がはいるんですか?本人は痛くないですか?」
「そうですね。みなさん、最初はびっくりするかも知れません。が、痛くないです。
この牙のような金具部分の力で下顎を前へ成長させることができます。しっかりと下顎に成長していきます。」

10才頃はまだ乳歯が一部残っている混合歯列期です。この時期に顎の形をより正しい方向に成長させることができます。

 

受け口の治療は早めに

/平成25年3月上旬号

Hさん(5才)のお母さんより
「うちの子は受け口です。受け口は、早く治療を受けた方がよいときいたのですが。」
「そうですね。受け口(反対咬合)の場合、下顎の骨の成長をコントロールするので、早い方がいいです。5才頃から始められると理想的です。この装置をHさんがお家にいるとき、できるだけ、はめて下さい。」

 

安心のためのマウスピース

/平成25年2月上旬号

Gさんより
「今日ではり金をはずすんですよね。うれしいです。」
「そうですね。いよいよですね。今日までよく頑張りましたね。」

はり金をはずした後は、安心のためにマウスピースを入れます。今まで、大事に歯を押さえていた金具をすべてとってしまいますので、補助として取りはずし型のマウスピースで念のため押さえておきます。

 

矯正とミニインプラント

/平成24年12月上旬号

30代(女性)Mさんより
「矯正治療を行う上で、ミニインプラントを使って歯を動かすと聞いたことがあるのですが?」
「そうですね。ミニインプラントは径1mm長さ1cmほどの小さなインプラントで、歯の根元の歯茎につけます。そこを足場に歯を引っぱります。通常より早く歯を動かせたり、たくさんの移動量を得ることができます。ただし、その人の骨の硬さによってあまり効果が期待できない場合もあります。」

 

顎が小さい

/平成24年11月上旬号

Dさん(7才)のお母さんより
「うちの子は顎が小さいので大人の歯がガタガタに生えてきました。生え変わるまで待ってから矯正した方がよいのですか?」
「顎が小さい場合、骨を大きく成長促進させるのがいいですね。特に下の顎は6才〜9才までに拡大をしないと間に合わない場合があります。Dさんの場合、まず、下の顎を丸く大きなカーブになるよう成長促進させる、プラスチックの装置を入れましょう。」

 

舌の位置をなおす?

/平成24年10月上旬号

Cさん(9才)のお母さんより
「この装置には大きな棒のようなものが2本飛び出していますが、どうしてですか?」

「そうですね、牙のようにも見えますね。これは舌の位置を正しい位置に治す役割ももっています。舌の位置が悪習癖で歯を押していることがあるのです。単に歯の位置を治すだけでなく、舌の位置も正しくしていくことが大事です。」

 

はり金をはずした後は…

/平成24年9月上旬号

Fさん(13才)は矯正治療に3年間通い、いよいよ終了。歯はきれいに並び、はり金をはずす時がやってきました。
「やっとはり金がはずせるんですね。うれしいです。けどはり金をはずした後、歯がまた曲がってくることが心配です。」
「そうですね、心配ですよね。はり金をはずした後は安心のために、安全装置を入れます。このようなマウスピースを入れて、正しい歯の位置をそっとおおってくれます。これを使うことにより、いつも大丈夫です。気になる時は長時間マウスピースを入れていてください。」

 

顔面のへこみ

/平成24年8月上旬号

小2Fさんのお母さんより
「矯正をして鼻のあたりがひっこんでいる感じも治るのでしょうか?」
「そうですね、この装置は顔の表面にキャッチャーミットのようにつけます。小学校へ行っている間は、つけるのは難しいので家にいる間中使って下さい。寝ている間もです。この顔全体のマスクのようなものを利用して、鼻の周りの骨を前へ出していくことができます。」

 

受け口は早めのスタート

/平成24年7月上旬号

5才M君のお母さんより
「まだ子供の歯しか生えていませんが、下顎が前に出る受け口の咬み合わせが気になります。」
「そうですね、反対咬合ですね。」
このような場合、永久歯が生えていなくても、装置を入れはじめることが多いです。それは骨格が間違った方向に成長してしまうからです。一度下顎が大きく変形してしまうと、その後の治療はとても大変になってしまいます。使う装置は簡単に取りはずしのできるものなので、子供が家にいる夕方から寝る間、朝までの間、できるだけ口の中に入れます。

 

輪ゴムをかける

/平成24年6月上旬号

Cさん(12才)はワイヤーを使った矯正治療中です。
「先生、この輪ゴムは自分でつけられるようになるんですか?」
「そうですね、これから毎日、自分で輪ゴムをお口の中にひっかけてもらいます。最初は鏡を見ながらでもうまくいかないけど、毎日やっていると必ずできるようになるよ。一緒に頑張ろうね。」
輪ゴムは毎日新しいものにかえることによって一定の強さを持続的にかけることができますので、月一回の医院での調整だけでなく、日々、自分で頑張ることによってよりよい咬み合わせとなります。

 

ケースを持って学校へ行こう

/平成24年5月上旬号

Yさん(8才)のお母さんより
「また、装置をこわしてしまったみたいです。」
Yさんは「だって、給食のときちょっとはずしておいたら、となりの子がさわったんだもん。」
「学校にはいつもケースはもっていっていますか?」
「もっていってるけどはずした時、ついケースにしまうのを忘れてた。」
それは、家でも常にはずした時にケースにしまう習慣ができていないからです。小学生が矯正の装置をこわさないためには、学校であれ、家であれ、常にはずした時にしまう習慣を身につけることです。

 

総額はいくらか?

/平成24年4月上旬号

Bちゃん(小2)のお母さんより
「うちの子は顎を拡げる装置をやって、次にはり金もして、4年間はかかると教えていただきました。友人の子は顎を拡げるだけで終わるかもといわれたそうですが?」
「そうですね、気になりますよね。顎を拡げる装置の目的は、骨をよい形にすること。はり金の装置の目的は歯をきれいに並べ咬み合わせをつくることです。」
残念ながら顎を拡げるだけでは矯正治療の目的すべてを達成できるのは3%以下です。はり金をつけ、最後までやった場合、総額いくらかかるのかを始める前に確認した方がよいでしょう。

 

実際の患者さんの声を聞いてみたい

/平成24年3月上旬号

Yさん(小4)のお母さんより
「自分のまわりに矯正治療を受けた人がいません。どんな感じか、痛みはどうかなど、いろいろ聞いてみたいのですが?」
「そうですよね。小島歯科室ホームページの中に『みなみちゃんの矯正日記』というブログのコーナーがあります。実際のモニター患者さんの生の感想と写真がのっていますので見てみましょう。お母さんも感想を書いてくれているので参考になりますよ。」
H21年より矯正治療をスタートして、時間の流れを追ってブログが更新されています。

 

矯正治療器具の手入れ

/平成24年2月上旬号

C君(9才)のお母さんより
「矯正装置はどうやって洗うんですか?」
「C君の場合、とりはずし型の矯正装置なので、お口の外で、装置を洗ってきれいにして下さい。一日一回夜にやって下さい。毎食後は自分の口の中はすべてハミガキして下さい。」
とりはずし型の装置の利点は口の外で確実に手入れしやすい点です。

 

上あごを広げる装置

/平成23年12月上旬号

Gさん(10才)のお母さんより
「上あごにいろいろたくさん入りましたが、痛くないですか?」
「そうですね。まん中のネジを回しはじめると最初は少し痛みを感じるかもしれません。6歳臼歯にも力を加えていますので気になるかもしれません。」

その後、Gさんは2日ほど気になったそうですが、それ以降はネジを回しても痛みはなかったです。

 

矯正治療とむし歯の関係

/平成23年11月上旬号

30代の女性Fさんより
「矯正治療中は、はり金がついているので、気をつけないとむし歯になりやすいんですよね。歯周病にもなりやすいですか?」
「そうですね。むし歯の予防も大切ですが、歯周病も気をつけたいです。矯正治療を進めながら、同時に歯周病予防のクリーニングを行います。歯茎のみぞなど本人では難しい場所を専用器具にてそうじします。」

 

舌が外に出ている

/平成23年10月上旬号

Tくん(7才)のお母さんより
「うちの子は前歯が出ています。よく見るといつも舌が外に出ていたり、上下の歯で舌をかんでいます。矯正治療を開始した方がいいのでしょうか?」
「お母さんから見て、よく舌が外に出ているみたいなんですね。舌をかんだりもしていれば、前歯は常に押されて、出っ歯になってしまいます。舌は本来、口の中で上顎の方に落ち着いているのが理想です。舌の位置を正しくするトレーニングをしたり、舌が外に出ないような装置を入れることもします。」

 

とりはずし型装置の使い方

/平成23年9月上旬号

Sさん(10才)のお母さんより
「矯正装置はいつもはめていた方がよいのですか?」
「そうですね。Sさんの矯正装置は基本的に24時間入れていて下さい。はずすのはハミガキの時、食事の時だけです。そうすることによって確実に効果がでます。」
とりはずし型装置は種類によって、または時期によって、就寝時のみ、家庭内でのみ、入れているというものもあります。成果をしっかり出していくには、ドクターの指示通り、装着していることがポイントです。また正しい位置にはまっているかも大切です。

 

前歯の重なりを治す装置

/平成23年8月上旬号

J君(9才)のお母さんより
「この装置は自分で取り外しが出来るんですね。いつ外してもよいのですか?」
「食事をする時と、歯みがきの時です。歯みがきの際は装置を口の中でしっかりキレイに洗って下さい。装置を外しての歯みがきなので、口の中は、しっかりと手入れしやすいです。」
装置の中央には自分で回す(あるいは保護者)ネジ穴があります。週一回ずつ自宅にて回していきます。

 

歯につけるブラケット

/平成23年7月上旬号

Hさん(10才)のお母さんより
「歯につける器具は、金属色と白色があるようですが、どんな違いがあるのですか?」
「一つ一つの歯につけるブラケットのことですね。金属も白(セラミック)も基本的には同じ形、性能です。白(セラミック)の方はより目立ちにくいです。金属は針金で、とても強い力をかけると共に割れにくいという良さがあります。」

 

上顎を大きくする装置

/平成23年6月上旬号

Mさん(小3)のお母さんより
「この上顎につける装置は、とりはずしはしなくてよいのですか?」
「そうですね。この装置はつけっぱなしで、自分ではずすことはできません。上顎の裏側についていますが、いつも通り歯みがきをして下さい。裏側の針金部分も丁寧に磨いて下さい。ゆっくりと無理な力がかからず、上顎が大きくなっていきます。約1年ぐらい使います。」

 

前後に歯を入れるスペース作り

/平成23年5月上旬号

Hさん9才のお母さんより
「今日の装置は、何のために入れるのですか?」
「Hさんの場合、子どもの歯が半分ぐらい生え変わってしまったので、下あごを大きくするのは難しいです。ですので、今後は、前歯に入れるためのスペースを作ります。」
「取り外しできるのですか?」
「歯を磨く時、食事の時は、外して下さい。外せるので、お口のお手入れがやりやすいのです。」

 

矯正治療におけるレントゲン検査

/平成23年4月上旬号

Eさん(8才)のお母さんより

「矯正治療を受ける際の、レントゲン検査は体に害はないですか?放射能を浴びるんですよね。」
「結論からいうと、とても安全な範囲の検査です。矯正治療のレントゲン検査は、顎全体、口元全体の主に2種類のものをとります。年に2回ほどです。それを2〜4年に渡って行うことが多いです。放射能の量も少なく体に蓄積するほどではありません。さらに最近ではデジタルレントゲンが普及してきています。従来の1/10以下の放射能量です。


 

『矯正装置』を自宅でネジ回し

/平成23年3月上旬号

Cちゃん(8才)のお母さんより


「この下あごに入れる装置ですが、いつ回せばよいですか?」
「一週間に一回です。例えば毎週月曜日と決めて同じ間隔で行って下さい。」
「お家でもしっかりやらないといけないんですね。」
この操作により下あごは大きくなり歯の並ぶスペースができてきます。


 

顎の骨を成長促進させる装置

/平成23年2月上旬号

Hさん(8才)のお母さんより


「この顎の骨を拡げる装置はどれぐらい入れているのですか?」
「この矯正装置を基本的に一日中入れていて下さい。食事の時、歯みがきのときは、とりはずして下さい。永久歯にすべてはえ変わるまであと約1年は使います。」
Hさんより
「どれだけ動くんだろう。1年後が楽しみです!」


 

成長期の後戻り?

/平成22年12月上旬号

Cさん(9才)のお母さんより


「矯正治療を早く始めても、中学生ぐらいに、また後戻りするから、もっと大きくなってからやった方がいいと聞きましたが?」
「そうですね。後戻りするのではと心配ですよね。12才ぐらいで矯正が終了してもマウスピースを入れるので大丈夫です。むしろ早くスタートすることによって歯を抜かない治療ができるメリットが大きいです。」


 

予防歯科って何するの?・2

/平成22年11月中旬号

(10月中旬号の続き)

 

水の中には多少の薬でミントの味、生温かいぐらいのお湯になっています。Aさんこれで、まずはすっきり。次は歯茎の溝の汚れを剥がしていきます。
「いつも歯の裏側ってちょっとざらついてくるのよね。」とAさん。
そしてBさんは超音波チップを用いてサーっとなでていきます。ちょっとばかり高音のピッーっという音は聞こえてきますが、Bさんは名人衛生士。Aさんは、ちっとも痛がりません。
お次はクルクル回る歯医者さんの器機で、クリームを塗りたくります。白くてふぁっとパックのよう。
最後はリップマッサージ。歯肉や唇の内側をジェルを使ってのマッサージ。Bさん気持ちよくなって寝てしまいそうです。ウトウトしてあっという間の30分。
「あーすっきり、やっぱり来てよかった。」
Bさんより「今回は虫歯はなかったですね。良かったです。歯茎は少しばかり歯石がついていますので、普段のお手入れはAさんの責任で頑張って下さいね。しかし難しい所は歯科衛生士の方で、しっかり掃除して予防していきます。次回は又来年、節分の頃ですね。お元気でまたお会いしましょう。」と、お口の状態が良い方の人には、天国のような話、・・・じゃあ、あまり良くない?・・・あなたは?そんなに心配いらないです。予防の歯石とり、超音波を使ったチップによる歯茎の掃除がちょっとばかり回数が増えます。しかし、いつか歯を抜くよりはいいじゃないですか。というわけで、プラス思考で健康医学、予防医学で食欲の秋を楽しみましょう。


 

転勤と矯正治療のタイミング

/平成22年11月上旬号

Bさんのお母さんより
「たぶん来年転勤すると思いますが、この子の矯正治療は、それまで待ってもいいでしょうか。それともすぐにやった方がいいでしょうか?」
「そうですね。治療の途中で、転院を心配されているんですね。Bさんの場合、大人の歯が生えそろう前に、とりはずし型の装置で、まずすすめた方がいいです。」
何事も早めの相談が大事です。

 

予防歯科って何するの?

/平成22年10月中旬号

みなさん、こんにちは、もうめっきり秋ちょっと寒いくらいかもしれません。私はしっかりパジャマを着て寝ています。油断するとカゼをひくかもしれませんね。
さて、「予防歯科」なる言葉をみなさん聞いたことありますか?TVコマーシャルなんかで、「あっ、見たことある」なんて人、多いかと思います。今回はみなさんが、知っているようで知らない話題の「予防歯科」とは何かを話したいと思います。
どんな人も、できれば自分の歯を削ったり、抜いたりしたくないと思っているのではないでしょうか。歯は悪くなってから、歯科医院へ行き、そして歯を削る、抜く、こんなパターンはよくあります。しかし、そうではなく、削らなくて済むよう、もし予防できたら凄いですよね。例えば予防接種。予防接種の注射を一本打つことによってインフルエンザにかかりにくくなるなら、じゃあ「予防」しておこう、となるわけです。(むろん100%インフルエンザにならないという保証があるわけではないのですが・・・。)
では歯の予防の場合、具体的には、どんなことをするのでしょうか?そしてどんなメリットが考えられるのでしょうか?実際の歯科医院で行われる予防処置を例に挙げて説明します。
Aさん48才(女性)の場合、4ヶ月に一度予防歯科を受診し、予防処置を受けています。ここで、1人の重要人物Bさんが登場します。Bさんは歯科医院の歯科衛生士です。歯を掃除して、予防するプロフェショナル、病院でいえば、看護師さん。Bさんより「Aさん、こんにちは、4ヶ月ぶりですね。この前は6月にお会いしましたね。だんだん暑くなってきた頃でしたが、今日はもうちょっと寒いくらいかも。歯はしみていませんか?」Aさんいわく「そうねぇ、左下の奥はちょっと気になるけど、まあ、温かいものしか今は飲まないからよく分からないわね。けど、しっかりそうじしてみて下さい。」
予防歯科のイスを横に倒し、Bさんは、Aさんのお口の中を確認、そして掃除を始めます。まずは超音波状にした水流で全体を洗います。(以下続く)

 

乳歯が残っているうちに

/平成22年10月上旬号

小3D君のお母さんより
「なんとなく大きな歯が出てきて、この先歯並びが悪くなりそうで心配です。けどまだ矯正を始めなくて様子をみていても大丈夫ですか?」
「レントゲン写真からは、もうこの先の大人の歯の状況が予測できます。D君の場合、このままだと顎が小さく歯並びは悪くなります。乳歯の残っている今の内に始めれば、顎を大きく成長させられます。」
乳歯が生え変わってからではおそいこともあるのです。

 

口臭の原因とかぶせ物

/平成22年9月中旬号

まだまだ暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか?暑くて疲れたからといってハミガキが手抜きになったりしていませんか。
暑い汗は秋にかけ、次第にひいていきますが、口臭は年中で、そういうわけにはいきません。
本日は口臭についてお話したいと思います。口臭の原因は色々ありたくさん考えられますが、実はかぶせた歯なのに・・・という点を述べていきたいと思います。
○かぶせた金属が腐ってきた。……お口の中に金属を詰めて治す場合がよくあります。この金属が自分にはあまり合わず、腐蝕してくることがあります。簡単なイメージでいえば、自転車が錆びてしまったという感じです。
○かぶせ物の奥に穴ができたみたい。……かぶせ物がしっかりしてあっても、その中には自分の歯の元の根が残っていたりします。かぶせ物の隙間から中が悪くなり、再び虫歯はできてしまった状態です。かぶせ物の下にできる虫歯ですので、すぐには気づかない。臭いを感じない場合も多いです。
また、歯の神経を処理してからかぶせ物をしている場合は、痛みを感じないことがありますので、更に気づきにくいことが多いです。
○プラスチックの歯から臭う。……かぶせ物の歯はすべて金属でできている訳ではなく、一部はプラスチックでできているタイプの物もあります。特に前歯に表面の見える所にプラスチックをはったタイプのかぶせ物はよくあります。このプラスチックタイプのかぶせ物は長い年月の中で、お口の水分とともに汚れを取り込んでしまい、変色していきます。そして口臭の原因となることがあります。
○歯の根からの膿み。……かぶせ物がしたあってもその歯の奥の根に問題が起こる時があります。根の中や根の先あたりに細菌が入り込み、膿んでしまうことがあります。この膿みが臭いの原因となります。
以上かぶせた歯なのに口臭がする場合を述べました。そしてこれらの場合は、そのかぶせ物の治療をすることになるかと思います。必要に応じて、奥の根まで治療をする場合もあるかと思います。
では食欲の秋に備えお口をすっきりさせて、微妙な食の味を楽しんでいきたいものです。

 

歯を抜くべきか抜かないべきか

/平成22年9月上旬号

Hさん13才のお母さんより
「できれば、抜かないでやってほしいんです。」
「どうしてですか。」
「抜いて大変なことになった親戚の子を見ていますから。」
「歯を抜いて矯正した方が、より口元がきれいになるとしたらどちらをえらびたいですか?」
「私では分からないので、先生におまかせします。しかし、できれば抜きたくないです。」
「ではHさんはどう?」
「私は抜いてきれいになるなら抜きます。」
よくよく相談の上、数ヵ月後、Hさんは抜いて矯正をすすめました。

 

夏休みの間に・・・

/平成22年8月中旬号

暑い日が続いています。そんな日には、冷たいビール、麦茶などがほしい、ゴクッゴクッ飲んでみたくなりますね。実はとってもおいしい飲み方があるんです。それは歯ミガキをしっかりしてお口の中をさっぱりさせてから飲むことなんです。
みなさんぜひ、一度試してみて下さい。すると、もう毎回、歯ミガキなしでは飲めなくなりますよ!?
さて8月も半ばで、もうすぐ夏休みも終わってしまいますが、この夏休みには、歯並び、噛み合わせの相談に医院を訪れる方が、とても多いです。特に最近では、お父さんも一緒に来られるケースが増えています。
休みを利用して、一度お母さんと一緒に話をどうせなら聞いてみたいということなのでしょう。お母さん一人が説明を聞いて、それをお家に持って帰って、そのあとのよくある会話はお父さんに「え、それで」「どうして」「ってことはどーなるの?」などと、お母さん質問攻め。たまったものではありません。だからお父さんも縄をつけて連れてくるのでしょうか?
またお子さま自身も、矯正治療を始めるにあたり、決意しやすい時期といえるでしょう。普段、学校生活、塾に追われている時とは違い、一つの大きなことをやる決断をじっくり考えて受け止められる時間があるわけです。あるBさんの具体例を少し紹介します。その電話はある夏休みの午前中に突然かかってきました。お母さんより「やっぱりうちの子の歯並びがどうしても気になってきました。以前言われた通りにさらに曲がってきた様に思います。すぐに相談に行きたいので約束を取りたいです。できれば夏休み中に。お父さんって一緒に連れて行ってもいいんですかね?」「そうですか、それは心配ですよね。早い方がいいですね。今日の3時ならキャンセルが出ましたので、すぐに見れますが、ご都合はいかがですか。」「えー、はいはい。」「お気をつけて、お待ちしております。」
そして午後3時、小4のBさんは、「え、今日もう器具つける?」「どんなの?見せて!」「今日は型取りだから器具が入るのは次回、2週間後だよ。」「あー、そうか、びっくりした。」「じゃあ一緒に頑張ろうね。」
お父さんより、「この子でも出来ますか。大丈夫ですかね。そのネジ、本当に回せますか?ちゃんと回せなかったらどうなってしまうんですか?」「お父さん、Bさんは、こちらの話もよく聞いて理解力のあるお子さんです。本人に任せて大丈夫ですよ。自分の健康の為に、自分で努力することが大切です。そしてこの矯正治療を受けていくことは本人にとって健康の勉強なんです。自分で身をもって学んでいくことがいいんです。でもどうしてもうまく器具のネジが回せない時は、お父さん、お母さんが回してあげて下さい。」
そして2週間後、Bさんは器具をお口の中に入れました。こちらの説明をよく理解して頑張っています。ご両親も一緒によくお口の中を観察している様で、サポートもばっちりです。Bさんにとってこの夏休みの出来事はこれからの長い人生の中で、きっといつか想い出すすばらしい体験になったと思います。
最後に、健康は大切です。子供にとって健康それは、もしかしたら、当たり前のことかもしれません。しかし健康はたんに与えられるものでもなく、自ら努力して勝ち取ることもあります。塾で頑張るのも一つ、スポーツを頑張るのもすばらしい、矯正を頑張るのも同じです。子供は学び、成長していきます。

 

まだまだだと思っていたけど・・・

/平成22年8月上旬号

Kさん12才のお母さんより
「今までに何度か矯正治療の相談を受けたことがあります。もうそろそろでしょうか?」
「そうですね、下の前歯6本が重なって曲がっています。これをしっかり治すには小2ぐらいから始めるとよかったですね。」
「じゃあ、もう遅いんですか?」
「まだ第二大臼歯が生えていないので、何とかなるかもしれません。」
Kさんはこの夏休み、さっそく治療を開始しました。

 

子供がしっかり装置を入れられるか?

/平成22年7月上旬号

「」
年長さんYちゃんのお母さんより
「うちの子は、家でなかなか装置をはめてくれません。どうしたらよいでしょうか。」
Yちゃんは下顎が出た噛み合わせで、取り外し型の装置を使っています。普段お家にいる時、毎日3〜6時間は入れてほしいです。
「そうですね。きれいになるよ、と声をかけてあげてください。カレンダーに、入れた日はシールを貼ってあげるのもいいですよ。」

 

乳歯の生えかわり

/平成22年6月中旬号


今回は、歯の生え変わりについてお話したいと思います。
「2枚刃」という言葉をきいたことがあるでしょうか?カミソリを思い浮かべた人、あなたはTVの見過ぎかもしれません。カンナを思い浮かべた人、あなたはさすが職人です。
さて、「2枚刃」の話を本題に戻しますが、子供の歯が生え残っていて、その後ろから大人の歯が生えてきている状態のことがいいたかったのです。
これは、乳歯(子供の歯)から永久歯(大人の歯)へと交換していく際、うまく交換が行われず、2つの歯が前後に重なりあって存在してしまっている状態です。このようなことは、特に下の前歯で起こりやすいです。このような状態をみつけて、びっくりしたお母さん、多いのではないでしょうか。
では、つぎに、そもそもいつ生え替わるのか、についてふれたいと思います。
乳歯から永久歯への生え変わりは、多くの場合、6才前後から始まります。ただし個人差があります。早い子供と遅い子供では2年ほどの差があります。これはかなり大きい差ですので、もし生え変わりが遅いからといって心配することはない場合が多いです。
また、最初に生えかわる場所もその子供によってまちまちです。上の前歯の子供もいれば、下の前歯、奥歯が最初に出てきたという子供もいますので、人と比べて不安に思うことはありません。
最後に、子供の歯を抜く場合について話したいと思います。最初にふれたように、「2枚刃」のような状態が起きた場合は、乳歯を抜くことが多いです。乳歯から永久歯へ交換していくわけですが、その交換期間は早すぎても遅すぎてもよくないです。「2枚刃」になっているということは、本来抜けるべき乳歯が残っていて、正しい位置に永久歯がこれなくなっているということです。これはすなわち、歯の並びが悪くなっているということなのです。
最後に、「次は夏休みが楽しみだ」という声が聞こえてきそうです。

 

永久歯を抜かないために

/平成22年6月上旬号

C君のお母さんより
「先生、はやく矯正治療を開始すれば、永久歯を抜かなくても治せると聞いたのですが?」
「そうですね、乳歯が残っているうちから始めて、顎を成長させると可能です。」
C君は小2から矯正治療を開始して歯を抜かない準備をしました。

 

人それぞれ装置は違う

/平成21年9月上旬号

Dちゃん(8才)のお母さんより
「お兄ちゃんとDちゃんでは矯正の装置が違うのですか?」
と質問がありました。
人によって矯正の治療計画は様々です。装置が違っているのは、人の顔がみんな違うのと同じことです。
「お兄ちゃんははり金を入れていますが、Dちゃんは、とりはずし型のプラスティックの装置を入れます。」
お母さんより
「そうですね、兄弟だけど、顔の形も全然違うし装置も違って当然ですね。」

 

新しいスタートへ向けての準備期間

/平成21年8月中旬号

お盆です。セミの鳴き声がさわやかに響いてきます。子どもたちにとってそんな楽しい夏休みですが、お盆を迎えたということは、もう夏休みもあとわずか。残り2週間ほどです。宿題は順調に進んでいるでしょうか。それとも、冷や汗のラストスパートの警笛に聞こえてくるでしょうか。
さて、夏休みには、実に多くのお子様が矯正治療の相談に訪れます。そして治療を開始します。この時期は、今まで気になっていた歯並びのことを落ち着いて検討でき、しっかり医院に通える時期だからです。普段は塾で忙しくて送り迎えの大変なお母さんも、この夏休みには、時間の調整がしやすいものです。
あるお母さんいわく
「ちょっとその歯並び、気になるけど、どう、いってみない?」
と子供に言うのですが、
「うーんそうだけど、今DSやって忙しいから後にして。」
などと子供に言われたそうです。そしてお父さんをつかまえて、
「ちょっとお父さんからも一言いってください。お父さんに似たんだからね。私はそんなに歯並び悪くないんだから、お父さんにも責任あるんだからね。」
「そうだねー、じゃあ今週末にでも、ちょっと言ってあげるよ。今日はもう遅いし。」
と言いつつ数ヶ月が経ち夏休み。
「もうしびれを切らして、けど夏休みならいつでも子どもを連れていけるので、一度みて下さい」
みなさんは物事をよく後回しにしたりしていませんか?ちょっと心の痛む人もいるかもしれませんね。
「72時間ルール」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。その意味は、人はやろうと思って、3日以内(24時間×3=72時間)にやらないことは、ずっといつまでたってもやらないという話です。ですのでやろうと決めたからには、3日以内にやる、あるいは、3日以内に何らかの手をつけることをお勧めします。
そして、もうすぐあと2週間で9月です。9月からは2学期ということで、ここで、改めて新たなスタートです。
「よし、歯並びを治そう」
という気持ちもこのタイミングで頑張りやすいものです。
人は何かを新たに始めるのに1月、4月といった季節が多いのです。あるいは、この夏休みの間に、ここまでしっかり仕上げようと目標をもって頑張れるものです。
まもなく訪れる9月。ここでまた2009年の途中で、よいスタートを切るチャンスです。幸いあと2週間ほどあるわけですので、今からすぐ手をつけて、十分な準備をして、よい9月を迎えたいものです。何事も目標を持ち、それを「紙」に書くと大きな成果が出ると言われています。

 

とりはずし型の装置

/平成21年8月上旬号

Mちゃんのお母さんより
「うちの子は顎がとても小さいです。このまま、はえ変わっていって大人の歯がちゃんと並ぶか心配です。」
Mちゃんのように顎が小さくてせまい場合、顎の大きさを拡げて大きくするタイプの装置があります。
「Mちゃんはこれから半年、このとりはずし型の装置を使って、顎を大きくしていきましょう。」

 

白く美しい歯

/平成21年7月中旬号

美容に関するインターネット等の広告はとても多く、歯に関していえば、通信販売、エステティックのような情報広告を多く見かけるものです。
例えば「これで歯を磨くと真っ白な歯になる」「マニキュアのように塗るだけで簡単にモデルのような歯になる」「2回の治療できれいな歯並び」などなど、魔法のような言葉と白い歯のタレント写真に思わず申し込んでしまおうかと思うかもしれません。
あるアンケートによると、日本人の2/3以上が、白い歯になりたいと望んでいるそうです。しかし、これらの情報に今一度冷静に検討してから、すすめていってもよいのではと思います。シンデレラの馬車がカボチャに戻ってしまったように、魔法はいつかとけてしまいます。
歯の色は、顔と同じように人それぞれです。とても白い歯の方もいれば、毎日ブラッシングをしているのに黄色や灰色がかった歯の方もいます。
まず、歯みがき剤に関していえば、その歯みがき材を使うことによってより白くなっていくのでは、というイメージを捨てさった方がよいと思います。過度の期待をもっては、がっかりするだけです。むしろ、よくある「白くなる歯みがき剤」は白さを維持するものだと、とらえてほしいです。本来このような歯みがき材が開発された経緯は、歯科医院において、ホワイトニングの治療をうけそののち、白いきれいな状態をキープするためにそのあとも患者様に日々使うように指導する為に存在しました。
「マニキュア」に関しては、だ液でぬれているお口の中に絵の具を塗るのは難しいです。すぐに剥がれてきたりします。
最後に「少ない治療回数できれいな歯」、これはある程度可能なレベルまできています。実際に回数に大きく影響する要素はそもそも、お口全体がどの程度悪いのかです。歯の根まで虫歯が達しているのに2回で完成というわけにはいきません。また、回数と時間をかけた方が、よりきれいに近づくという事をお忘れなく。TVに出ている女優の方で、歯をきれいに治療している方は、約半年〜一年かけて白くきれいな歯を獲得しています。

 

乳歯がまだあるけど?

/平成21年7月上旬号

Eちゃん(8才)のお母さんより
「学校で、不正咬合と書かれた紙をもらいまして、この子はまだ乳歯が残っているので矯正治療を開始するにはまだ早いでしょうか」
「Eちゃんのばあい、顎が小さいことが問題で歯並びが悪くなっていますので、乳歯が残っていても、もう矯正治療をはじめる頃です」
Eちゃんは、顎の形をよくしていくためのとりはずし型装置から矯正治療を開始しました。

 

乳歯の歯並びを矯正治療

/平成21年6月上旬号

Bさん(4才)のお母さんより
「うちの子はまだ、子供の歯だけですが、歯並びが曲がっていて心配です。もう矯正治療をはじめた方がよいのでしょうか」
Bさんは4才ですので、まだ矯正治療で針金をつけるには、はやいと思われます。しかしとりはずし型の装置を使って顎のかたちを正しい方向に成長させることをします。

 

口臭と公衆

/平成21年5月中旬号

ゴールデンウィークも終わり、だんだんと暑くなってきました。汗ばむ季節の到来です。汗をかくことによる体臭も気になるところですが、口臭も、とても気になるものです。
では、口臭の原因は何でしょうか。いろいろあるかと思いますが、その代表的なものとしては、
1.虫歯があり、その虫歯がかなり進行している状態
2.歯周病、特に歯茎からうみがでていたりする。また、歯茎のまわりに汚れが多い
3.入れ歯の臭い
4.舌の汚れ。舌の上が白くなっていて、歯ブラシで軽くこすると、とれてくる
5.ストレス、薬の副作用、加齢により唾液が減っている
などです。
ではその原因に対する対応策としては、どんなことが考えられるでしょうか。
1.虫歯は深く大きいものだと、歯の中の神経がくさり、かなり異臭をはなつことがあります。歯科医院での歯の治療をおすすめします。
2.歯周病は、基本は自らしっかり歯を磨くことです。しかし、うみがでるほどになると、やはり歯科医院での治療もあわせて行った方がよいです。最近では特に効果の高い、うがい薬などもありますので利用するとよいでしょう。
3.入れ歯を毎日洗うことや、お口の中に残っている歯があれば、その周りもきれいにすることです。
4.舌磨き用ブラシがあることをご存知でしょうか。舌専用のブラシで軽くこすってきれいにしてあげましょう。
5.ストレス、薬の、加齢といった問題は内科にもかかり長期的にみていった方がよい場合もあります。が、簡便的な方法としては、キシリトールガムを噛むというのも一つの対策です。食後、あるいは食間に、気になる時にガムを噛んでみて下さい。

 

白いブラケット

/平成21年5月上旬号

17才(女性)Fさんより
「出来るだけ目立たない装置で矯正治療したいのですが」
「そうですね。歯の表面につける器具は白いセラミックタイプと金属のタイプの物があります。しかし、針金は多少見えてしまうでしょう」
「もっと目立たないものはないですか」
「半透明色のマウスピースを使った方法もありますが、軽度の曲がりにしか対応できません」

 

4月、健康診断が待っています

/平成21年4月中旬号

4月です。新しいスタートを切った人も多いのではないでしょうか。新入学、社会人一年生など様々かと思いますが、張り切っていきましょう。
そんなスタートの時期に訪れるのが、体の健康診断です。歯の虫歯の健診もそろそろ始まる頃かと思います。
歯の健康診断では主に、次の3つを見ています。
1.虫歯 2.歯並び 3.歯周病 (4.顎の具合)
まず、1.虫歯ですが、虫歯があっては大変です。健診で指摘される前からでもすぐに治しに行った方がよいでしょう。
一般的に、健診でむし歯と判断されるものは、あきらかに虫歯になっている場合と、虫歯の可能性があるものです。ですので、検診で引っかかったといって必ず虫歯があるとは限りません。逆に歯と歯の間などは健診でみつけることが難しいですので、健診でなかったからといって油断はしない方がよいです。
2.歯並びについては、不正咬合をチェックしています。それは、具体的には、前歯が出っ歯、下顎が出ている(アントニオ猪木のような顎)、歯が重なりあっていてガタガタ、噛もうとしても、隙間が開いてしまうなどです。歯並びは1の虫歯や3の歯周病とも深く関連しています。歯並びが悪ければ、1の虫歯、3の歯周病にもなりやすいです。ここにチェックの入った人は矯正専門医にみてもらうことをお勧めします。
3の歯周病は、歯茎の問題です。お口の中が汚れていたりすれば、まず、チェックされます。普段からのハミガキが重要です。朝だけ急いでやっているのではないでしょうか。歯茎、歯の根元に一旦歯石となって、汚れがついてしまうと、ハミガキではなかなかとれません。そうならないよう、日々の努力が大切ということですローマは一日にして成らず、歯周病も一日にして成らず、です。

 

横顔もきれいに

/平成21年4月上旬号

Mさん(18才女性)より
「私は小臼歯4本を抜いて矯正治療をした方がよいのでしょうか?」
「Mさんの場合は4本抜かなくても咬み合わせをきれいにすることはできます。しかし、4本抜いてやると、前歯が少し中に引っ込んで仕上がるので、横顔がもっとすっきりして見た目的にもきれいになります。」
「では、4本抜いても良いので横顔もきれいにして下さい」

 

3月は矯正のスタート

/平成21年3月中旬号

3月は、桜の季節です。多くの出会いそして、別れの季節です。そんな中、この時期に、矯正治療をスタートさせようと、決意する人は多いです。以下は、実際に矯正治療を受けた20才の学生さんの感想文です。
『私は、大学1年の春に社会人になるために、今が良い機会だと思い治療を受けました。始めの頃は、分からない事ばかりで心配でしたが、その度先生に質問するように心がけました。先生は一つ一つ丁寧に教えてくれたので、不安も解消されました。私が1番治療を受けていて、つらいと思ったことは、正直見た目です。最近では、やる子も多くなったとはいえ、私は周りの目をとても気にしていました。だからこそ、1日でも早く取りたくて歯磨きも時間をかけてやったし、先生から言われた事は、絶対に守りました。治療でゴムをつけた時は、すごくショックでやるんじゃなかったとも思いました。でも絶対にゴムははずさない、と自分に言い聞かせました。始めの頃は、全然先が見えず苛立ちもありましたが、徐々に歯並びが自分でも良くなっていくのがわかり喜びに変わりました。今は本当にやってよかったの一言です。矯正をやらせてくれた親にも感謝しています。私が今までの治療を続けてこれたのは先生や歯科助手の方々が励ましてくれたのと、周りの友達がいてくれたからだと思います。治療中に様々な思いをした分、喜びもありまだ最後の最後までしっかり治療していきたいです。』
春は、次第に暖かくなり、人の決意を突き動かす力があります。
みなさんも、どんなことにも前向きにチャレンジしてみてはいかがですか。

 

矯正の相談

/平成21年3月上旬号

K君のお母さんより
「本人がやるかどうがわからないので相談だけ、受けたいのですが?」
「そうですね、まずは相談をして、本人にも、どんな器具をつけるかを見てもらったり、どんな事が心配かを話をすることからだろうと思います。」
K君は1ヶ月後、高校生になってから矯正治療を開始することに決めました。

 

バレンタインデーとむし歯

/平成21年2月中旬号

2月14日はバレンタインデー。多くのチョコレートが世の中を飛びかったことと思います。みなさんは、たくさんチョコレートを貰いましたか?また、あげましたか?そしてそのチョコレートを食べましたか。
チョコレートといえば、むし歯になるのではないかと心配をする食べ物の一番にくるのではないでしょうか。
むし歯の原因はチョコレートの中に入っている砂糖(ショ糖)です。この砂糖が、入っていることが、むし歯の原因につながっています。ですので、チョコレートをたくさん食べ、そのあとの歯みがきが不十分だと、とてもむし歯になりやすいのです。みなさん、今頃、貰ったたくさんのチョコレートを丁度食べているのではないですか。気をつけて下さい。
先程、砂糖が原因だという話をしましたが、ということは、何もチョコレートだけではなく、砂糖の入った物を食べれば、むし歯になる可能性があるということなのです。
さて、最近では砂糖の入っていないチョコレートなるものも売っていたりします。チョコレートの中に砂糖が入っていないのに甘くておいしいのか?と思う人もいるかもしれません。味をどう感じるのかは人それぞれですので、一概には言えませんが、そういったタイプの物も結構いけます。
その1つにキシリトール入りチョコレートという物があります。砂糖の代わりにキシリトールが入っているのです。甘み成分として、砂糖を使わずに、キシリトールという物を利用して作ってあります。このキシリトールは甘いのですが、むし歯の原因にはなりません。ですから心配な方はキシリトール入りチョコレートを食べてみてはいかがでしょうか。

 

歯並びを治して自信

/平成21年2月上旬号

Nさんの治療を受けての感想より
「私は前歯が曲がっていることがコンプレックスでした。しかし、小さいころからずっとこうだったので、まぁ、しょうがないかと思っていました。しかし、思い切って母に相談し、やってみてよかったです。なぜか、自分に自信が湧いてきました。将来の結婚にも不安はありません。」

 

牛とカルシウム

/平成21年1月中旬号

牛年です。牛には乳牛がいて、私たちは、そこから採れる牛乳や乳製品を食していると思います。牛乳はお好きですか。
牛乳を摂ることの目的に一つは、カルシウムを摂ることにあると思います。健康な体でいる為に人間にとってカルシウムは欠かせません。お口の健康に関して言えば、歯の成分になっているものの1つにカルシウムがあります。もし、カルシウム不足であれば、歯も弱いということです。
実際に、歯のもとができるのは、子供の頃です。もっと正確に言えば、お母さんのお腹の中にいるときからです。ですので、小さい頃には、この時期カルシウム十分とることが大切です。むろん体全体の健康的な成長のためもあります。
では、牛乳を飲めば、歯の表面からカルシウムが補充されて強化される?そんなことはありません。
牛乳を一生懸命、歯にすり込んだり、口の中に牛乳をためて、じっとしていてもその中のカルシウムが歯にとてもよく、くっついて強化されていくということは残念ながらありません。もう出来上がってしまって生えだした歯は後から表面にカルシウムがどんどんついてくるということはないのです。
カルシウムの充満した強い歯を作りたいということであれば、先にも触れたように、歯のもとができる時期です。その時期に、カルシウムを体内に取り込む(食事など)ことです。そうはいっても、後から表面から強化していきたいと言う人は、それはフッ素入りの歯磨き粉などを使っての強化の方が現実的で有効でしょう。
では、大人になったらもうカルシウムは要らない?そんなことはありません。成人しても、歯を支えているのは、その歯のまわりの歯茎や顎の骨で、やはりカルシウムを日々必要としています。
今年一年、牛年なわけですが、牛とは一生のお付き合いです。

 

もうすぐクリスマス★むし歯にならないケーキはいかがです

/平成20年12月中旬号

11月29日、12月13日に小島歯科室恒例、小・中学生を対象に「砂糖を使わないケーキ教室」が行われました。
今回は、外はふんわり、中はトロトロチョコレート。温かいチョコレートケーキ、「フォンダンショコラ」。もちろんチョコレートにもお砂糖は一切入っていません。でもとっても甘いんです。その秘密は砂糖にかわる「代替甘味料」。子どもたちも実際に食べてみて、その甘さに驚いていました。
今回参加してくれた子どもたちの感想です。
★クリスマスのかざりつけをしたのが楽しかった。
★難しかったけど、今日作り方を習ったので、うちでもお父さんとお母さんに作ってあげたいです。
★最初は友達もいなくて心配だったけど、作っていくうちにだんだん仲良くなってきたのです。またやりたいです。
★砂糖が入っていないのに甘くてとてもおいしかった。
グループのみんなと協力して、楽しくおいしいケーキができましたね!
クリスマスには子どもと一緒に歯にやさしいケーキを作ってみてはいかがでしょうか?

 

3才の受け口

/平成20年12月上旬号

30代のMさんより
「娘が市の検診で受け口と言われました。矯正装置を入れた方がよいと言われましたが?」
「その子の状態によって様々です。早くにスタートした方がよい場合もありますが、必ずしもそうではなく、もっと様子をみていってもいい場合もあります。」
「歯科衛生士による相談会や個別の無料矯正相談を行っていますので一度お受け下さい。」

 

映画『ハンサムスーツ』と白い歯

/平成20年11月中旬号

ハンサムという言葉は、古い言葉かもしれません。そんなハンサムを題材とした映画「ハンサムスーツ」が11月に封切られています。みなさんの中には、もう観たよ、という人も多いのではないでしょうか。
さて、ハンサムとは、そもそもどういう人なのか、それについてこの映画「ハンサムスーツ」の脚本家、鈴木おさむ氏(お笑い芸人・森三中の大島美幸さんのだんな様)は以下のような定義を語っています。
「ハンサムとイケメンは違います。イケメンは、流行の髪型やファッションセンス次第でイケメンになれてしまう人がいます。でもハンサムとは、顔のつくりがいい人、目鼻立ちもよく、歯も白く、男性が本当に憧れる姿です」
ハンサム役を演じるのは俳優の谷原章介さんです。もしこの谷原章介の前歯に大きな虫歯があったり、歯並びが出っ歯だったらどうでしょう。イケメンまではいけても、ハンサムとまではいけないのかもしれません。
そして、みなさん、幸せなことに白い歯は、割合手に入れやすいものです。まずは歯磨きをしっかりすること。もし虫歯で黒いなら治せばよいのです。そして歯並びが気になれば、歯科矯正という手段もあります。もっと白く歯を輝かせたいなら、歯のホワイトニングもあります。
白い歯に関していえば、誰しもが、ハンサムを手に入れられるというわけです。レッツ、ハンサム。

 

目立つカラーゴム

/平成20年11月上旬号

Aさんは、
「今回は、水色にして下さい」
とのこと。
お口の中に付いている針金を固定するゴムを水色にしました。
治療終了後、待合室にてお母さんは、
「まあ、可愛い口元、水色っておしゃれでいいわね」
矯正の器具は目立ちにくい、白いものもありますが、逆にあえて、赤、青など、綺麗な色のものを見せるのも、流行っています。

 

しなる歯は丈夫

/平成20年10月中旬号

みなさんファイバー素材という言葉を聞いた事があるでしょうか。各種様々な分野で、ファイバー素材が使われています。車、電気関係、衣類、繊維など、生活の中であちこちにあったりします。実は歯の治療でもファイバーが使われるようになっています。
ファイバーコアなるものがあります。
ファイバーコアとは何でしょうか。まず、コアとは何かを説明しましょう。歯の治療をする際、歯の中にしん棒を入れる処置を行うことがあります。このしん棒がコアというものです。コアとは中核という意味で、まさに歯のまん中あたりに歯を補強するしん棒を入れるわけです。このコアを入れれば、歯が補強され、強く丈夫にあるわけです。では歯を強く丈夫にする為にこのしん棒の素材は何がよいか。金属が使われています。そしてかたければかたいほど丈夫のように思えますので、一時期は、硬いものがよく使われました。一方、金属は費用面が効果であったり加工の面で、複雑、手間ということで、簡易的なプラスチックを使用したしん棒(コア)もあります。これもよく使われています。
このプラスチックが使われるようになった背景には、金属はかたすぎて、実はよくないのではという考え方からきています。しかし、プラスチックは脆さの欠点もあり必ずしも金属より優れているともいえません。そんななか、ファイバー素材を使ったファイバーコアが登場しました。ファイバーコアの特徴は「しなり」です。歯が強い衝撃を受けても、その衝撃を歯と一体となってしなって、そしてまた元に戻ります。だから壊れにくいのです。
みなさんも年令とともに体が硬くなり、しなりが減っていませんか。体が柔らかく、しなりがあれば、怪我もしにくく、元気で楽しい毎日が過ごせるかと思います。とても強い力で、毎日、噛み続ける歯にも「しなり」が大切だったのです。

 

親知らずと歯並び

/平成20年10月上旬号

Gさん(20代)から
「最近、下の前歯が重なってゆがんできました。矯正した方がいいでしょうか?」
下の前歯が重なってきた原因は、親知らずが生えだしてきて、歯を押しているからです。
Gさんは親知らずを抜いて、矯正をはじめました。
Gさんより
「親知らずはこわいですね。もう抜いたのでこれでしっかり矯正治療を受けて治していきたいです。」

 

子どものための、砂糖を使わないケーキ教室

/平成20年9月中旬号

7月26日を8月2日に夏休み恒例「子どものための、砂糖を使わないケーキ教室」が開催されました。今回は「チョコレートパフェ」。暑〜い夏にひんやりおいしいチョコレートアイスクリームから作りました。
チョコレートといえばむし歯になりやすいお菓子の代名詞的存在。そんなチョコレートにも「むし歯にならない」ものがあるということを皆さんご存知でしたか?
今回パフェに使ったチョコレートは甘みの成分としてキシリトールなどを使用しており、むし歯の原因となる砂糖が含まれていません。つまり「歯にやさしい」チョコレートなのです。
このチョコレートを湯せんで溶かして、カップに盛り付けたチョコレートアイスクリーム、バナナ、ホイップクリームの上にたっぷり、とろ〜りかけて、パフェの完成!!
以下は参加してくれた子どもたちの感想です。
★チョコレートを混ぜたり、デコレーションしたりするのが楽しかった。
★砂糖を使わず、甘くておいしいチョコレートパフェができてよかった。
★卵の白身をふわふわにまぜたり、飾りつけが楽しかったです。

 

オリンピックと咬み合わせ

/平成20年8月中旬号

今年はオリンピックイヤーです。TVにくぎづけになってしまう方も多いのではないでしょうか。
オリンピック選手は4年にたった一度のはれ舞台のために血のにじむような努力をします。厳しい練習に耐え、ひたすら頑張るのです。金メダルという大きな目標を目指し。
さて、オリンピック選手はスポーツの技術を磨き、体力をつけ、体を鍛えることも十二分にしますが、自らの健康にも一流アスリートとして手入れを怠りません。
その健康に対する手入れの一つとして歯の咬み合わせはとても大切な要素です。実はよくTV中継を見ていると、歯に矯正の針金を入れている選手をよく見かけます。咬み合わせをしっかり治し、最高の結果を目指しているのです。
オリンピック選手ともなると0.01秒といったとても小さな差で金メダルがとれるのか、それを逃してしまうのかという大きな差が結果としてでます。その0.01秒をうめるために、ライバルに勝つために、考えられる出来る努力はすべてするのです。
スポーツ歯学なるものがありますが、咬み合わせのよい状態とそうでない状態で、いろんな体力テストをしてみます。そうすると、やはりデータとして差が出ます。スポーツで勝つには噛み合わせは大切なのです。
ちなみに、おまけではありませんが、目の前の夏休みの宿題、勉強という意味でも集中力に差が出ると言われています。よい咬み合わせで、ガンガン宿題もこなしたいものです。

 

フルートと矯正器具

/平成20年8月上旬号

中学生Mさんより
「部活で吹奏楽部に入っています。フルートをやりたいのですが、矯正の針金をつけたまま、楽器を吹くことは大丈夫ですか?」
大丈夫です。楽器を演奏するときだけつける専用の小さなマウスピース(アダプター)があり、それを使えばよいです。また、そこまでしなくても、前歯の針金部分をブロックするワックス(ろう)があるので、それを少しつけるだけでも簡単にできます。

 

ブライダルエステと白い歯

/平成20年7月中旬号

明るい日差し、気持ち良い暖かさの季節、結婚式シーズンです。
結婚式前には、多くの花嫁がブライダルエステなるものを受けます。(人生最大、最高?)の舞台。
誰もが主演女優として披露宴のために自らに磨きをかけます。特にお肌、そして腕や背中など、美しさにさらに気合を入れます。
さて、お口の中はどうでしょうか」。
一般的に結婚前には歯のチェックをして、むし歯などあればしっかり治しておくことが大事です。
これからの新たなる人生のスタートに心も体も健康でいきたいものです。特にむし歯があったり、歯周病があって口臭がするなどは、これからの楽しい二人の結婚生活も台無しです。実際結婚前には多くの女性(なぜか女性が多く、男性は一部です。)が歯科医院を訪れます。抜かりない人達です。
この機会に、悪い歯は治療し、歯ぐきもきれいにクリーニングの手入れを受けていきます。さらには、より白く輝くために、レーザーホワイトニングを受けていかれます。(しかもギリギリ慌てて急ぎで急ぎでなんて人も)披露宴のスポットを浴びて、満面の笑みに美しい白い歯はとても好印象です。今までお世話になった親へ
最高の笑顔で旅立ちです。

 

百人に三人です

/平成20年7月上旬号

小3Mさんは、乳歯のある小1の頃から矯正治療を始めています。
とりはずし型の装置で主に顎の骨を治しています。
お母さんより、
「顎のずれがほとんどなくなってきたみたいです。このままうまくいけば、すべて永久歯になった時には針金をつけなくても済みますか?」
残念ながら針金を付けずに成功する確率は低いです。
永久歯になっての仕上げの針金がとても重要です。

 

大人でも矯正治療できるのですか

/平成20年6月中旬号

昔は歯並びがよかったのに、ここ数年で、歯並びが悪くなってきた。出っ歯になってきた。どうしてですか?ということを40代、50代の大人の方からよく聞かれます。
前はきれいな歯並びだったのに、そうして歯並びが悪くなるのか。それにはいくつかのことが考えられます。
特に大人の場合は、子供とは理由が違います。
一つは親知らずの影響について、顎の奥の方に親知らずが埋まっていて、普段は気づかないのですが、少しずつ知らず知らずのうちに、他の歯を押していて、結果、歯が動いてしまうことがあります。
具体的には下の前歯が歪んできた、重なってきたなどが多く見うけられます。
また、歯周病でも歯が動くことがあります。歯周病になると、歯がぐらぐらしてきます。最初のうちは自覚症状はありません。かなり年月が経ち、進行して初めておかしいことに気づくことが多いです。この歯周病の結果、歯が出っ歯になるような方向に動いてしまいます。
歯周病により一度前歯が前に出てしまうと、歯周病が良くなっても、元の内側にはなかなか戻ってくれません。出っ歯の状態が続きます。さらに、今までとても多くの治療をした人の場合、歯の噛み合わせが変化していくことも考えられます。このような人の場合は、歯に多くのかぶせ物が入っていることが多いです。では大人でも矯正治療は可能かということですが、実は、子供と同じように大人も矯正治療することは可能です。具体的には針金を歯につけて歯を動かしていきます。
期間は? 人によってまちまちです。またやる内容(どの程度まで動かすのか。どの範囲をやるのか)によっても差は大きいです。一般的に1年半から5年ぐらいです。
また、矯正を用いずに治す場合がたまにあります。それは気になっている歯が例えば、前歯4本だとします。それらの4本がすべて既に治療してあり、かぶせ物がしてある場合です。このような場合はかぶせ物を作り直して、バランス、見た目を改善します。これは矯正で歯を移動したのと同等の見た目が得られます。この方法は、針金をつけることはありません。期間は2〜3ヶ月ほどとかなり短くなります。
最後にこれらの治療(矯正、かぶせ物)を受けた場合、長持ちさせる秘訣としては歯周病の予防です。
定期的なクリーニングを受けることです。

 

矯正歯科専用歯ブラシ

/平成20年6月上旬号

矯正治療中Mさんのお母さんより
「はり金をつけると、歯磨きが難しいですか、むし歯にならないですか」
お口の中に矯正のはり金、器具をつけると歯磨きしにくい部分が出てきます。そのため、歯磨きが不十分だと、むし歯をつくってしまうことも考えられます。矯正専用の特殊な歯ブラシ(先が円すい状になっているものや、三角の山になっているものなど)があるので、その使用をお薦めします。
「歯科衛生士さんに、しっかり使い方を教えてもらったので、これで安心です。がんばって磨きます。」

 

早すぎるスタート

/平成20年5月上旬号

小1Bさんのお母さんより
「まわりのお友達でもう矯正をはじめている子がいます。うちの子も、もう始めて下さい」
「そんなに急がなくてもBさんの場合は大丈夫ですよ」
最近、学校検診などで、小1、小2ですでに矯正装置をつけている子を見かけます。中には幼稚園児でもいます。そんなに早く本当にスタートしなければならないのでしょうか。私の答えはノーです。確かに一部(約20%)の子は早くにスタートした方がよい結果となります。が、あまりに早すぎるスタートは結局は治療の長期化で、本人はマラソンのラストスパートで疲れてしまい、治療の成果は下がるとみています。短くできることはコンパクトに圧縮してやることです。

 

健康診断

/平成20年4月中旬号

あたたかい陽気な春がやってきました。4月から新しいスタートということもあり、健康診断を、学校や地域の行政で受ける方も多い時期かと思います。子どもにとって学校でのむし歯の健康診断は、ちょっと緊張するものです。
もし虫歯があったらどうしよう。いつも歯みがきしたといって実はしていなかったことがお母さんにバレてしまう。また歯医者にいかなきゃいけないのかな。注射はいたいかな。ドキドキしながら健康診断を受けるのです。そしてその緊張感から解放され、しばらくして、忘れたころに担任の先生から「お知らせ」なる紙をもらい、また驚くわけです。
現在の歯の健康診断は、むし歯以外にもいくつかのことを診ています。
最近では大人だけでなく、子供でも歯周病の始まりである、歯肉炎(歯みがきが不十分ではぐきが腫れている状態など)になっている場合も結構みられます。
歯並びもチェックしています。歯が曲がってはえている。咬み合わせが反対咬合(受け口)、出っ歯などです。
一方、健康診断でむし歯等を指摘されて医院にくるのではなく、健康診断前に、医院を訪れる子供も多くなっています。できれば、健康診断でむし歯といわれるよりは、むし歯なしでしたという結果を目指そうということです。学校での健康診断の前に、勉強の予習ではありませんが、先にまず、治していこうという先取りです。
最後に、健康診断は精密な検査ではありません。簡便な診査をすることで、集団の中から、もしかしたら悪いのかも、という人を抽出していくということです。可能性、疑いのある人をピックアップして早期に医院へ行くことをすすめるものです。ですので、引っかからなかったからといって絶対病気ではないということではありません。また、逆に引っかかったといって必ず悪いということも言えません。
健康診断を上手に活用しましょう。

 

もう遅い?

/平成20年4月上旬号

Dくんのお母さんより、
「もう中二です。矯正をはじめるのに遅くて治りませんか?」
D君は全体にすき間があり、やや出っ歯でした。
「大丈夫です。今からでもスタートすれば治ります。」
矯正にスタートが遅いのでは、とはどういうことでしょうか。
矯正をスタートするのが最も理想なのが10才だったとします。そこでスタートしていれば2年で終了、なおりも95%。一方、18才まで放置してスタートすると4年かかり、治りとしては80%という差が出てくるということです。遅いからといって治らないことはありませんが、治療期間がのび、100%は治らない可能性が出てくるということです。

 

入学、入社、スタート目前と白い歯

/平成20年3月中旬号

3月も半ば、もうすぐ4月、いよいよまた新しいスタートが近づいています。
新入学、新学期の人、新たに社会人としてスタートする人、夢ふくらむ頃かと思います。
そんなすばらしいスタートのための、今は最後の準備期間かと思います。そういうこともあって3月は歯のホワイトニングをされる方が多いです。歯をより白く、きれいに、気持ち新たにスタートラインに立ちたいのですね。新しい洋服を着たりクツをはいたりしたりすることによって気分も一新、よしヤルゾというプラスのイメージの心が生まれてくると思います。歯も同じで、なんとなくくすんでいるより、白く輝いて、明るくすることによって、心にもパッと明るい前向きなモチベーションが生まれてくるものです。
歯のホワイトニングとは、今現在の歯をより明るく白くする治療技術です。歯を削ることはありません。歯の表面にエステのようなクリームを塗ります。そしてレーザーを照射します。約1時間ほど施術を受けることで、歯の内にしみこんでいるくすみの原因を分解してとっていくものです。

 

乳歯を使うべきか

/平成20年3月上旬号

Bさんのお母さんから
「うちの子は奥歯の大人の歯がないです。そのかわり子供の歯が残っています。どうやって矯正をしていくのですか?」
Bさんは先天的に永久歯がなく、そこに乳歯が残っています。
矯正治療は2つの方法にわかれます。1つは乳歯を残して永久歯と一緒にきれいに並べて治す方法です。もう1つは乳歯を抜いて永久歯だけにして進める方法です。この場合は乳歯を抜いたすき間を永久歯をうまく動かしてうめていきます。Bさんの場合、乳歯を抜かない方法で治療をしました。

 

ホワイトデーとさわやかな息

/平成20年2月中旬号

バレンタインデーも無事(?)終わり、一ヶ月後にはホワイトデーが待ち構えています。みなさんは素敵なバレンタインデーが過ごせたでしょうか。さて、ホワイトデーには、「ホワイト」とつくだけあって白いさわやかなイメージのお返しもいいのではないかと思います。そんな恋心や、エチケットを「さわやかな息」をつくるということで、とてもおもしろいものがあります。
さわやかで、おしゃれな息をつくる「ブレスパレット」なるものを紹介します。「ブレスパレット」は1ヶ月31日毎日使うということがコンセプトの31種類のハミガキジェルです。全ての味、香りが異なるフレーバータイプで小さなカバンにも入るスティックタイプもあります。ホワイトデーには、みなさんも、相手をイメージして「さわやかな息」をプレゼントしてみてはいかがでしょう。
お問い合わせは052−601−8001まで。

 

遺伝と歯並び

/平成20年2月上旬号

5才の女の子、Fちゃんのお母さんより、
「父親が反対咬合なのですが、この子もそんな感じがします。とても心配です。」
親子は遺伝します。咬み合わせ、歯並びも親子で似ていることが多いです。Fちゃんの場合、お母さんはそうでもないのですが、お父さんの下顎が出ていました。そして、本人であるFちゃんも5才にしてやや下顎が出ているように見えます。実際の口の中の歯並びも下の歯が出てはえています。
歯並びはすべて遺伝で決まるわけではありませんが、(生活習慣、つめをかむなどのくせ等もあります)このように親子で似ていることが多いのです。お母さんいわく、
「やはり親子なので遺伝で似ているんですね。しっかり治してあげたいので、よろしくお願いします。」

 

歯をぶつけたら、急いで

/平成20年1月中旬号

小学生など、よく歯をぶつけ急患でくることがあります。そんなときの注意点をまとめてみました。
1.歯が折れた、かけた
折れた破片があればもっていく。必ずなければならないわけではないが一応もっていくことをおすすめします。
2.歯がぐらぐら
手でさわらない。さわって気にしているとよけい悪くなります。
3.歯が抜けた(脱臼した)
抜けた歯をできる限りもっていくこと。運動場で落としたとしても、よくさがして、きれいに洗ってもっていくこと。完全にとれたものでも、戻して再生することもあります。
1〜3に共通して大事なこととして、出来るだけ早めに医院にかかることです。あまり痛くないからといって、2、3日もしてからいくのではおそいです。悪くなった状態で固定されてしまうかもしれません。
学校にいるときにこのような事故が起きることが多いですが、すぐに行くことがとても大切です。学校が終わり、下校してからではなく、すぐに行きましょう。

治療法
(1) かけた場合、その部分に破片を戻し、くっつけてやる場合があります。しかしかけた破片がうまく戻らず、ダメなこともあります。そのように戻せない時、あるいは破片がない時は、白いプラスチックでおぎなって処置します。ただし、これらの処置はとれやすく、何度もその先やり直しではりつけることになる可能性が高いです。いずれ、完全に全体をかぶせ直すことになる場合もしばしばです。
かぶせ直すタイミングは18〜22才ぐらいになってからが多いです。
(2) ぐらぐらは、はずれかかっている状態です。針金等を使い、歯に白いプラスチックのギプスをつけて押さえこむ処置をします。これで数ヶ月様子をみていきます。
子供の歯(乳歯)の場合、いつまでもぐらぐらが続くこともあります。大人の歯(永久歯)の場合、歯茎の中の根が完成していないとなかなか安定しない場合もあります。
(3) 完全に抜けた場合、抜けた歯を生理食塩水(たいていの学校にはありますが、もしなければ牛乳に入れて保存する方法もあります。)に入れて保存します。このように保存せず、乾燥してしまうと、再生してくっつけようとしても難しくなります。この保存状態のよいものを医院で、(2)と同様に固定していきます。

 

ホワイトクリスマス・白い歯

/平成19年12月中旬号

町では、イルミネーションが鮮やかで、心もウキウキしてくるような時期です。
イブもいよいよ近づいてきました。華やかなイルミネーション、赤、青、緑などもとてもすばらしいですが、ゴールド、シルバー、白といった光も美しいです。とくに、白は冬らしい雪のイメージもあり、この季節ならではの優雅さも感じさせてくれます。
イブにむけて、様々なイベント、家族の団らん、デートなど、いよいよ1年をしめくくる最大のお祭りは近づいています。
そんなフィナーレに、口元も白く輝く歯でありたいものです。
今すぐ、白い歯を手に入れるには、どうしたらよいでしょうか。
まずは歯ミガキ。これできれいになるのではれば、とても簡単です。専門的な歯を白くする歯ミガキ粉などもあり、ものによっては多少効果があることは事実です。
次にレーザーホワイトニング。
数回の処置でより輝く白い歯を手に入れることが可能です。しかし、自分の歯に虫歯があったりすると、レーザーホワイトニングだけでは速効果は望めない場合もあります。
虫歯が小さい場合は、割合、短期間で白くすることは可能です。小さい虫歯の部分を白いプラスチックにおきかえる処置を受けることによってできます。
では、中程度の大きさ、大きな虫歯へとなっていくとどうでしょうか。それは残念ながら、すぐにというわけにはいかない場合が多いです。とても大きい場合など、歯の神経の処置も行うため、時間、回数がかかります。(どうしてもおいそぎでという際は、白いプラスチックの仮歯を作ってもらうのも一つの方法です。ただし、これはあくまで、一時的なもの長時間ではもたないものです。またお正月にもちを食べたりするとこわれやすいこともあります。)

 

表も裏も白?

/平成19年11月中旬号

歯の白いかぶせ物、実はよく見ると、裏側に少し金属の部分が見えることがあります。そんなに目立つわけではないのですが、気づくこともあります。
白いかぶせ物は、内側に補強構造として金属のフレーム部分を入れ、その上にセラミックをやきつけるという方法でつくられています。
セラミックの白い歯は、実は中に金属の部分があるのです。歯を裏側からじっくり見ると少し金属のフレームを発見するかもしれません。
その金属の厚みは、0.2mm〜1.0mmほどでとても薄いのですが、その金属が入っているおかげでとても丈夫な歯になります。重要な内部補強構造なのです。
しかし、最近の技術ではその中の金属の補強構造に変わる高強度なセラミックが開発されてきています。
金属色ではなく白い色のフレームなのです。金属は加工しやすく物性も優れており強く、材料としてはとても素晴らしいのですが、色が金属色という弱点があります。それを補うぐらいの補強構造となるセラミックフレームがあらわれたのです。
そうなると、その補強構造も白のセラミックで、表面も従来通りのセラミックで作ることにより、かぶせ物全体がすべて白くなるものができるわけです。このようなものをオールセラミックといっています。(オール電化とちょっと似ていますが・・・) 表から見ても裏から見ても白いわけで、より自然な歯に限りなく近づいたわけです。
最後に少しばかりオールセラミックの弱点もいっておかなければなりません。
このオールセラミックはどんな歯にでも使えるわけではありません。咬み合わせの状態によっては選択できません。無理して使うと壊れてしまいます。
また例えば、歯の厚みが薄かったり、小さい場合でも使えません。その点従来の金属フレームの内面に入ったセラミックの歯はほとんどの場合有効ですし、安定度も実績が多く今現在でも高い評価です。それらを踏まえ、どちらがよいかを選んでいくこととなると思います。

 

かぶせても黒くなる?

/平成19年9月中旬号

先日、かぶせものが白いのに黒くなると相談を受けました。
歯を白くきれいにしたいので歯全体に白いかぶせ物を入れてみましたが、数年経って、ふとみると、歯茎のきわは、ちょっと黒くなってきました。きわはが黒いのが気になるので、もっときれいに治せないものでしょうか。とのことでした。
歯を白くきれいにする方法はいろいろありますが、1つにはレーザーを用いたホワイトニングです。
今回の場合は、そもそもむし歯がある程度大きく削らなければならなかったのでかぶせ物で治したようです。(レーザーホワイトニングは歯をあまり削らなくてもよい虫歯なの範囲がせまい場合にはとても有効な方法です。)
まず、この白い部分をプラスチックでつくると、数年経って色が変色してくる人がいます。プラスチックは色素を吸収しやすいです。白いセラミックを使った場合は、表面に多少汚れがつくこともありますが、ていねいにそうじすることで、いつも同じ白さを保ちやすいです。
次に特に歯茎のきわの黒い部分ですが、基本的対策としては、歯周病に気をつけることです。
歯周病が重度に進行すると、歯茎がやせてきわが弱くなり、歯の付け根の部分がみえてきます。その部分の歯ミガキが足りないと黒ずむことがあるからです。ですので、普段のご自身の手入れをしっかりやりましょう。
(一度治したからといって手入れをせずに一生もつということはありません。)
また定期的に歯石とりを受けることも、上手な長持ちのコツです。また、白いかぶせ物を作る側の注意点として、患者さん自身の歯とかぶせ物にできるだけ段差なく精密に作ることです。
この段差が歯茎のきわにあると、数年後にその段差から虫歯になったりして黒ずみの原因になることがあります。
この部分を精密につくるには、型取りの作業が重要なポイントとなります。歯茎のすき間まで、くまなく正確に型をとっていくことです。
この方法は患者さんにとって麻酔の注射を忘れたり、歯茎を器具で押さえこまれたりと、少々は大変なこともあるのですが、きれいと長持ちのためにはかかせません。

 

上の歯だけ矯正治療?

/平成19年9月上旬号

Cさんのお母さんより、
「子供の上の歯が曲がっているのが特に気になります。上の歯だけ治してほしいのですが」
とのこと。咬み合わせ、歯並びは全体でバランスをとっています。全体の咬み合わせがよくなって初めて長持ちして安定します。上だけ一部を治しても後戻りする可能性が高いです。
Cさんの上の歯を治し始めて半年後、お母さんより、
「上がきれいになってくると下の歯がしっかり咬んでないことが気になります。やっぱり下もきちんとやって全体でしっかり咬めるようにして下さい。」
矯正をするということは、美容の要素だけでなく、健康で長持ちということもとても大切です。

 

白い歯と白いケーキ

/平成19年8月15日号

レーザーホワイトニングをすることにより、歯を削らずに白くすることが可能の時代です。せっかく白くしたのだから、その白さを大切にしたいものです。
できれば長持ちさせたいと思いますよね。黒いチョコレートケーキより白いケーキを食べるほうが、色はしみこみにくいです。ですので食べるなら白いケーキです。
そして、できれば、ムシ歯にもなりたくないです。そこで、「ムシ歯にならないケーキ」の登場です。

「ムシ歯にならないケーキ」
7月28日(土)と8月4日に小学生の子どもたちを対象とした「砂糖を使わないケーキ教室」を開催しました。むし歯の最大の原因となる砂糖を使わないケーキ、一体どんなものかわかりますか?
答えは、砂糖の代替甘味料、パルスイート(R)を使用したケーキです。
パルスイート(R)とはアミノ酸由来の成分で合成されており、砂糖と同じ甘さでありながら、ムシ歯の原因となりません。
ムシ歯の原因とならないというところではキシリトールと同じですね。そのパルスイート(R)を使って、今まで豆腐のレアチーズケーキ、ガトーショコラを作ってきましたが、今回は「ふわっふわブッセケーキ」を作りました。

卵を割って白身と黄身にわけたり、ハンドミキサーを使ってメレンゲやホイップクリームをあわ立てたり、中には初めて卵を割った、ハンドミキサーを使ったという子どももいてとてもいい経験になったようです。
お母様方にもデコレーション用のフルーツを切るなどお手伝いをしていただきました。以下は参加してくれた子どもたちの感想文です。

●ケーキ作りはたまごの黄身と白身を分けるのが難しかったけど、飾りつけは自分の好きなようにできたので楽しかったです。また今度も参加したいです。(小3女子)

●楽しかったよ。おいしかったよ。また作りたいよ。ハンドミキサーが楽しかったよ。(小1男子)

また、お母様方からも「楽しそうにケーキを作っている子どもの姿を見ていて嬉しかった」「今年の夏は親子でケーキ作りをしてみたいと思う。」「今後、子どもの歯のことを考えたおやつ作りをしていこうと強く感じた。」というお声をいただきました。ありがとうございます。

今後もケーキ教室のような地域医療貢献のためのイベントを開催していきます。そして白い歯を守っていきましょう。

歯が黒くなってきた?

/平成19年6月下旬号

歯がだんだん黒くなってきたという相談を受けました。
約3年ほど前に歯の治療を2ヶ月ほど受けて終わった時点では特に問題はなかったそうです。左上の歯を1本治療したそうで、その時は隣の歯と比べても同じ白い色だったのこと。しかし、2年ぐらいしてから、痛みもないのに、色が茶色くなってきたそうです。そしてここ最近では色が明らかに黒くなってきたというのです。

検査してみますと、この歯は実は歯の中にある神経の治療がしてありました。そして上のほうから一部つめものがしてありました。神経を治療した歯は個人差もありますが、歯の色が次第にくすんでいきます。少し暗ぼったい茶色になることが多いです。そのような色にみなさん気付きはじめるのは、治療して1〜2年ぐらいからが多いです。今回の歯は3年してとても色が濃くなり、黒に近い色でしたが、このように黒くなるまでの人はそんなに多くはありません。

これらの色が変化してくすんでいくことは、決して神経の治療の失敗ではありません。生理的な自然な変化です。
神経のない歯は、体から血液の供給が絶たれます。その結果、栄養をもらう事ができなく、次第に枯れていってしまうのです。例えば木を切ったとき、最初は切断面は白っぽい色をしていますが、一旦、切られた木の板をずっーと置いておくとどうでしょう。だんだんと色が濃くなっていくと思います。

それは根のない木なので、水分補給されていないからです。
ではこのような場合、色を白くしてやるにはどうしたらよいでしょう。
2つの方法を紹介します。

1つはホワイトニング。ホワイトニングの薬を歯の中に入れて反応させたり、表面からレーザーをあてて、白くしていきます。色がとても黒いとこの方法では、場合によっては十分に効果がでないこともあります。

もう1つは白いセラミックをかぶせる方法です。
こうすると、歯としての強度も増しますので、安定性はとてもよいです。

歯を抜かない矯正

/平成19年6月上旬号

F君のお母さんは「お姉ちゃんは歯を抜いて矯正をしました。抜かない方法があると聞きました。下の子は何とかならないですか?」

歯を抜いてコンパクトな仕上がりにして見た目を優先する治療法が行われることもありますが、最近では歯を抜かないで何とかならないかという研究もかなり進んできました。

矯正スタートが遅くなれば可能です。13才以上だと段々きびしくなってきます。
F君の場合、10才ですので、スタート時期として問題ありませんでした。
お母さんの第一希望である、歯を抜かない矯正を始めました。

大人の矯正

/平成19年5月上旬号

Yさんは30代の女性です。「矯正をしたいのですが4年ほどかかると友人から聞きました。大変そうで心配です。」

実際にはり金をつけている期間は成人の場合、2年前後の方が多いです。
残りの2年ぐらいは終了後の様子を見るための予備の期間だと思って下さい。

Yさんは矯正を開始し、はり金は約1年半つけていました。まじめに通院し、歯磨きの手入れもしっかりされていたので、歯は順調に動きました。今は2ヶ月に1回、定期的なクリーニングで経過を見ています。Yさんいわく、「予定より早くはり金がとれてうれしいです。先生の指示を必ず守り、歯磨きをがんばった甲斐がありました。」

卒業式、そしてスタート

/平成19年3月中旬号

Mちゃんのお母さんは「この春小学校を卒業をしますので、春休みのうちに矯正治療をスタートさせたいのですが」

春休みは多くの子供、また社会人の人でも、矯正をスタートする決意を持つ人が多いです。4月から心機一転、がんばってみようと思う、区切りの時期です。
普段、なかなかふんぎりのつかない人もこの時期には、多くの人が相談にきます。

そしてレントゲン写真、お口の検査をしていきます。
その結果をもとに3月、4月には矯正装置をつけて治療のスタートを切ります。

横顔が気になる

/平成18年12月上旬号

Lちゃんは小1です。
「うちの子は横顔が変です。前から見ても大丈夫ですがこれは原因が歯並びからきていると思います。矯正で治りますか?」

日本人は顔を正面から見て判断することが多いです。その人のイメージ、記憶も正面の顔でインプットされていると思います。一方、西洋人は顔を評価するのに横顔を気にしています。例えばお礼をみますと、日本人のお礼の顔は、多くのものが正面を向いた絵です。一方、西洋のお礼、コインは真横の顔が描かれています。人を見る文化の違いです。

さてLちゃんは横顔を見ると上くちびるのあたりがややでている顔つきです。
これは上あごがやや前にでた歯並びのためです。矯正治療をすることで、このアンバランスは改善されます。

仕上げの矯正治療

/平成18年11月上旬号

Kちゃんは5〜7才の頃、矯正治療を受けていたそうです。
先日、「うちの子は今、11才ですが、以前矯正治療したはずなのに歯並びが悪くなっているみたいです。どうしてですか」

Kちゃんは5〜7才の頃、まだ乳歯が多かった時に装置を使って治療したのではと思われます。その子によっては歯がずれていくことを防げますので有効な方法となる場合もあります。しかしそれで治療が完成したわけではありません。11才は大人の歯にはえそろっている時期です。この頃に今一度咬み合わせをしっかりと整える仕上げの矯正治療が大切です。

「先生、この子は今からでも間に合いますか」
Kちゃんは針金をつけて矯正治療を開始しました。

肩こりと歯並び

/平成18年9月上旬号

Iさんは20代の女性です。実は子供の頃から咬み合わせが気になっていました。
どうも肩がこるような、なんとなく疲れやすいような気がしていました。
子供の頃に矯正治療をすればよかったんですが、機会を逃してしまい、最近このままではよくないと思い、相談に来られました。

「もう成人してしまったんですが、矯正治療をすることは可能でしょうか?」
大丈夫です。30代、40代の方でも矯正治療を行っています。確かに、子供の頃に矯正治療を受けるのは理想的です。しかし、様々な事情により、タイミングを逃してしまうこともあります。

矯正先進国アメリカでは、実に多くの大人が矯正治療を受けています。
その流れはまもなく日本にもやってきます。

いつから矯正治療を始めるとよいか
/平成18年5月中旬号
Aちゃんは幼稚園の年長の時、始めて相談にこられました。
お母さんいわく「まだ子どもの歯ですが、重なってはえていてとても心配です。」お母さんはいろんな人から聞いたり、また自分で調べて、いつから矯正を開始したらよいのか迷っていました。親戚の子は小一から始めたと聞いたし、お姉ちゃんの友達は小五から始めたし、しかし、早くやらないとどんどん悪くなってしまうのでは、と。

みなさん、実はいつから始めるとよいかは、その子によってかなり差があります。また矯正装置、期間も違います。早い子は小一からでも装置をつけますし、遅いスタートの子は小六から装置をつけ始めます。大切なことは、その子にあった時期をみていく診断と経過観察です。

さて、Aちゃんは呼吸、口唇のトレーニングをしながら、ずれの少ない成長のための経過観察を受けてきました。そして、現在小四になり装置をつけ始めました。本格的な矯正治療のスタートです。