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東海市 歯医者 小島歯科室 インプラント

インプラントと磁石

2023年4月2日

磁石を使った治療を知っていますか?

歯科の治療において磁石が使われていることがあります。あなたは磁石を使った治療と言うのを聞いたことがあるでしょうか?

磁石を用いた治療は実はかなり昔からあります。50年ほどの歴史があるのではないでしょうか。お口の中に弱った歯が残っている場合、その歯をうまく利用としようとしても、歯の根が弱っているためにかぶせたりすると歯が力に耐えられず抜けてきたりするわけです。そこでどうするかといいますと、その歯を全体的にかぶせる事はせず、歯の背丈を低くして歯の根っこだけを半分の大きさで残していくのです。その際、半分に残った部分には磁石にくっつく特殊な金属を使って小さな蓋のかぶせものをするわけです。

一方でその上には入れ歯がかぶさってきます。入れ歯の中には磁石が入ってるわけです。そうするとこの磁石と下の根っこの金属がくっつくので入れ歯がより安定するわけです。これはとても面白いアイディアで歯の根が弱くてもその歯の根を残して利用するわけですね。以前であればそのような歯の根っこは抜いてたわけです。あまり役に立っていなかったものをそこに磁石を使うテクニックを用いて弱いなりの根っこを無理な力は かからないように大きさを半分にして重心を下げてやり、まだまだ長持ちして使えるような状況にしているわけです。

そしてまた入れ歯と言うのは、どこかで歯が残っていればそこにひっかけたりして金具などで、そうすることによって入れ歯が安定するのですがらこれといった強い歯がしっかり残っていない場合、代わりにこの磁石を用いれば踏ん張る場所を新たに加えることができるのです。そしてこの磁石の優れている点は磁石と言うのは吸引力を用いて一旦くっついてしまえばそこで固定されるのですが、多少ずれたり力がかかってずれる時にでもその遊びをほんの少しアクションすることができるのです。だからダイレクトに力がかからない。少しずれながら力がかかっていくために歯の根っこを弱らせることが少ないわけです。そしてある一定以上のつよい力すなわち歯を壊しかねないような力がかかった場合には、磁石の力は限界を超えてぱっと外れてしまうわけです?残念ながら入れ歯は外れるのですがそのかわりそのような強い力がかかったときには歯の根っこも壊れるようなことがなく入れ歯が外れることによって力を逃しているので、じわりじわりと歯が悪くなると言うような疲労をためないでいけると言うことです。

磁石をインプラント治療に用いるには

さて今はここまでは磁石に付ついて、入れ歯で自分の歯の根を場合を説明しましたが、これをインプラントを用いて活用する方法が実はあるのです。すなわち、もしあなたが全く歯がなかった場合、例えば下顎に二本インプラントを入れて、その場所に磁石を用いた入れ歯を作るのです。そうするとさっきの例に挙げたように歯の根っこが2本残っている人と似たような状況が起きるわけです。この2カ所に磁石があれば入れ歯は、全く歯がない時に比べより安定するのです。これが磁石を用いたインプラント磁石応用入れ歯です。

では上下左右全く歯がない場合、総入れ歯の人の場合です。そこに何本インプラントを入れるべきなのでしょうか?まずはこの場合、上顎の場合、この場合は2から4本と一般的には言われています。2から4本のインプラントを用いてそこに約2から4箇所の磁石を用いて入れ歯を安定させるのです。では下の総入れ歯は何本でしょうか。下顎の場合やはり4本入れれば、かなり安心ですが、場合によっては2本でも、そしてさらに1本でも大丈夫だと言う論文も出ているのです。どうして2本ではなく1本なのかといいますと、これはどうしても骨がだいぶ減っていて2本入れるだけの骨がない、そのために1本しか入れられないのです。

本数をたくさん入れれば入れるほど入れ歯は間違いなく安定します。しかし加齢とともにあるいは様々な病気の等原因で骨が減っている場合、複数のインプラントが入れられず仕方なく1本ないし2本で何とかしのごうと言うような治療計画を立てざるを得ないことがあるのです。その究極の本数は当然1本と言うことになります。それで1本で本当にうまくいくのかと言うことが研究されたのです。で、今わかっていることとしては下の総入れ歯であれば1本でもそれなりに役に立って成果が出ると言うことなのです。ここで誤解を招かないように伝えておかなきゃいけないことがありましてそれはやはり本数が多ければ多いほど安定するのだけれども、どうしても骨がないために1本でやろうと言うことなのです。あともう一つ考えなきゃいけないことがありまして、それは本数が多ければ多いほど費用はたくさんかかり本数が減れば費用は少しずつ抑えられていくわけです。ですから予算的な問題として費用を抑えるために本数を少なくして、けどまぁそこそこ何とか安定して噛めて不自由ない健康的な生活を送りたいと言うことがあるので、抑えつつもう何本まで減らしていいのかと言うことになってくるわけです。

それで私のオススメとしては下顎に関してはどうしても費用を抑えたいと言うのであれば1本でやることを考えるのも1つの道です。そして1本でやはりどうしてもいまいちだなと思った時に2本目を足しても良いのではないでしょうか。もちろん骨が少ないためにどうしても1本しかできないと言う人はもうこれは1本でやるしかありません。ですが、今まで多くの方をインプラント治療してきて感じていることとしては、確かに費用もある程度を抑えたいのですが、いかに快適な生活を得られるか、健康的な日々生活色習慣が獲得できるかと言う意味においてはやはり2本から4本を考えることが非常に良い方法だと思っています。そこには圧倒的な快適さの差があるからです。その辺はよく慎重に相談して決めることをおすすめします。

最後に

まとめになりますが、総入れ歯や部分入れ歯などで残っている歯が1本ないし2本などのような状況の場合、そして骨がだいぶ減っている人のような場合は、磁石を用いたインプラントオーバーデンチャーを使うということが1つの良い方法です。その際に入れるインプラントの本数は2本から4本位の可能性が高いです。

ただこれは皆さんが私は次は何本が良いと言うような選べるようなものではなく、本当にそれがあなたに適している方法なのかどうかをよく担当医と相談して治療計画を立てなければ全く意味のないものになってしまいます。これから超高齢化社会を迎えていくわけですが、歯全部ないからといって全部インプラントを入れる必要は無いわけです。じゃぁ歯が上顎14本ないからといって14本入れるのではなく12本でいいのかと言うとそういうわけでもなくてもっと少なく6本であるとか4本と言うような選択肢があると言うことです。もっと少なく考えると2ぐらいまで下げることも可能ではないか。そして下顎の場合は究極1本でもいけると言うこともあると言うことです。

そしてこのような本数の少ない場合に具体的には2本から4本と1本の事ですが、この時にかぶせ物や入れ歯とジョイントする中間部分には磁石を使うと言うことです。どうして磁石なのかと言うと磁石が強い力かかったときに磁石が外れるために無理な応力がかからず壊れないと言うことです壊れにくいと言うことです。そして高齢者の場合に磁石でかちっとくっつくために割合と取り外しが楽だと言うことあります。この取り外しが楽であると言う事はとても良い点がありまして、手がやや不自由である場合に正確に手が動かないと入れ歯が入れられないと言う事はなくて大体8割位正しい位置に行けば後は磁石がカチっとくっついてくれると言う便利なことがあるわけです。

またもっと手が動かないよー不自由だよと言う場合に施設などで介助者が入れ歯の出し入れをしていることがあります。このような場合に磁石でかちっとくっついてくれると専門家ではない介助者が入れ歯を入れる際にとても楽に入れられてしかもカチったらくっついてくれるのでここでちゃんと入ってるなと言うことが確認できるわけです。ですのでそういう意味でも快適な生活の確保にとても役に立っています。

今回は磁石を用いたインプラントオーバーデンジャーの話をしていますが実は磁石以外にも他にも方法がありますのでそれに関してはまた次回お伝えしたいと思います。

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