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インプラントとCT検査

2023年3月12日

CT検査をあなたは受けたことがありますか?CT検査とは、なんでしょうか?

内臓が悪い、頭の何か病気など様々な疾患で多くの場合、病院や外科などで受けていることがあるかもしれません。CT検査では体の中の内部の構造がわかったりするのです。ですので医科ではとてもよく使われている検査の1つです。事故や病気など様々な状況の中で体の中の細部に何か問題がないか、どのような状態になっているかを知りたいのです。

しかし、実際にその中を切って開いてみるわけにもいきませんしそのようなことをしてしまえば体にとても大きな重篤な被害を与える可能性があるわけです。ところがこのCT検査をするとパソコンコンピューターを使ってかなり細かいところまで中の断面図が分かります。そしてどのように治療すべきか、どのような薬を使うか、どのような手術をすべきかなど様々な治療計画、治療の経過を評価することができる優れた検査なのです。

さて歯科におけるインプラント治療においてもこのCT検査を大抵の場合は現在は行っています。歯科治療におけるインプラントではインプラントは顎の骨の中に入れるわけです。顎の骨の中が普通のレントゲン等ではある程度の事はわかります。しかし歯を削って治療するのとはちょっと違い、骨の中を触っていくので骨の中を削りながら状況を確認しながら治療するというわけにもいかない場合が多いのです。ですのでインプラントの治療をする事前に、骨の中がどのような構造になっているのか正確にわかると非常に助かるわけです。

具体的には例えば上顎の奥歯にインプラントを入れる場合、その骨の厚みが何ミリあるのか?厚みが2ミリなのか15ミリなのか?また骨の奥行きは5ミリ位なのか15ミリ位なのか?そういうことが歯茎の上からいくら見ていてもわからないのです。一般的な歯科用のレントゲンではある程度の予測がつきます。しかしこのCT検査をすることによって0.1ミリ単位で骨の量や骨の形が具体的により鮮明にわかるという大変ありがたい検査なのです。

私は現在、歯科医院の中で、CT検査を行い治療計画を立ててどのようなサイズのインプラントをどの場所に入れたら良いのかを判断しています。インプラントとひとくくりに言ってもインプラント自体のサイズもいろいろあるわけです。ですのでその骨や歯茎の状態、周りの残っている歯の状態などをよく鑑みてどのサイズ、例えば8ミリなのか、11.5ミリなのか径4ミリなのか径5ミリなのかなど様々なことを、より適したものを最初から計画で検討することができるわけです。

またこのCT検査には他にも様々な良いことがたくさんあります。下顎にインプラントを行う場合には、下顎にはある程度大きな神経や血管が入っています。その位置がわかるのです。インプラントを顎の中に入れる際その大きな神経や血管と直接ぶつかるようなところは出来る限り避けて治療計画を考えます。その位置が事前にわかっていれば、より安全が治療計画はどうしたら良いのかということを考慮できるわけです。

また、上顎の場合は上顎の骨の上から鼻のエリアの方へ向かうと、鼻の側に様々な炎症があったりする場合がありそのようなことが事前にわかるということも大変優位性があります。すなわち鼻炎があったり鼻閉があったりする場合には、上顎にインプラントをする場合、普段はどってことないんだけれども、治療したことによって炎症がより広がることがあるのです。それを事前にある程度予防的に予測して薬をたくさん飲んでもらったり、もしくは耳鼻科にもう一度行ってもらったりなどということも考えられるのです。

上顎の場合は骨が薄いことが多いので、骨を造骨しなければならない場合もあります。そのような場合にもどこにどの程度造骨すべきなのかが立体的に事前に予測しやすく、そのインプラント治療の侵襲度が最初からわかり、どのぐらい時間がかかるのか、どれぐらい腫れそうか、どれぐらい痛みが出そうかなどもある程度予測がつきます。

またこのCT検査で必須になってくるのがパソコンのスペックです。かなりたくさんのデータ量でこのデータを分析し、かつ円滑に動かしてパソコン上で調べるにはかなりハイスペックのパソコンでやらないとなかなか動きが遅く大変なことになってしまいます。

簡単な例を挙げると体の中の構造を0.1ミリの幅でスライスしながらそのすべての写真データを同時に見ながら立体の画像を作っていくわけです。これだけの3Dの作業をやるとなるとパソコンとしてはかなり負担がかかるので、それなりのパソコンが必要というわけです。医療はどんどん進化していき、検査の器具や機械その機能を使うパソコン、パソコンソフト様々なものが同時にどんどん進化していっています。常により良いものが生み出されていきます。これらの最新技術を駆使することによってより侵襲度の少ない治療が行え、かつインプラント治療が安全に行えるわけです。

出来る限り痛みも少なくできる限り腫れも少なくということも可能です。そして治療期間も短縮されることがあったりします。また骨がとても少ない人でも状況をよく分析することによって少ないなりにどうしたらできるのかという治療計画を考えることができるので、今までは難しいと思われていたようなインプラント手術も多くの方にその恩恵があるかと思われます。

今までのインプラント手術ではある程度の予測をもとに実際にオペの際にその歯茎の中の骨を見てもう一度そこで確認し、どうしたら良いかということをもう一度判断し、あるいは途中でもう一度計測したりレントゲンを撮ったりして何とかフォローしていたわけです。ですが今はCT検査があるために事前にかなり正確なことがわかっているためによりピンポイントで触るべき場所を決定することができているので、とても侵襲度の低い治療になっているはずです。より狭い範囲でそこだけを触れば良いということが事前に判断できているからです。

このようなことでCTの検査は最近では多く行われています。またCT検査の費用はCTの撮影だけであれば10,000円から20,000円程度の病院が多いと思われます。またその検査をもとに分析すると30,000円から50,000円ぐらいの費用がかかっていることが多いです。

もしあなたがインプラント治療を受けるのであれば、その歯科医院でCT検査を受けることを私はお勧めします。今、歯科医院でもCTを完備している医院はだんだん増えてきています。他の病院施設でCTだけを撮影してもらうことも可能なのですが各病院によってCTの種類も違いますし、それは医科用のCTですので、インプラントに特化したCTではないです。歯科に特化したCTではないです。ですので歯科専用のCTで撮ることがインプラントをやる上では有利であると私は考えています。

以前は医科用のCTの方が骨密度を図る上では正確であるということが言われていましたが、現在では歯科用のソフトがかなり発展してきているため、そこに差はあまりなくなっているので、やはり歯科用のCTを使って検査をすることが最も有利ではないかと考えています。

今回はCTの話をしましたが実は今現在、さらに進化していてCTと3Dスキャナを用いたよりレベルの高い検査が行われていますので、それはまた次回の機会にお話ししたいと思います。

私はあなたがより最新の医療技術の恩恵を受けてより快適な楽しい日常生活が送れることを応援しています。

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