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インプラント 笑顔の女性

インプラント治療における痛みを出来る限りなくすには。

2023年3月23日

インプラント治療を説明している際患者さんからよく質問を受けることで、痛いですか?という話があります。あるいは1週間ぐらい腫れますか?などです。

歯科治療における痛みについて

あなたは歯科治療を受けてとても痛かった、あるいはとても腫れた、などの経験があるでしょうか。歯科治療は一般的に患者様たちは痛かった腫れたなどのマイナスのイメージが強いかと思いますが、実はそうでもないんです。

なぜなら痛くなく麻酔をして安全に治療する方法もあるし、笑気麻酔等を使って治療を受ける、など様々な対策もあるからです。ですが、インプラントとなるといよいよ手術ですので、ものすごく痛いのではないかとっても腫れるんじゃないかなどと想像が大きくなっていくわけです。

しかしながら、我々専門家からすればそれはとても間逆の話です。

例えば「腫れる」ということに関して言うと、どうして腫れるのか、それは実は親知らずがパンパンに腫れていて痛みも強い時に抜けば、それは間違いなく腫れるんです。炎症が大きいところを突っ込んで触れば、余計さらに炎症が拡大する、当たり前の話なのですね。

しかし日々出くわす臨床は、腫れているからどうしても我慢できないから、もうどうしても痛いし抜いてほしいということがあって親知らずを抜いたりして、とりあえずほっとしたのもつかの間、やっぱりそこ触ったので腫れてくるのです。

インプラント治療をしたら腫れる?

インプラント治療はパンパンに顔が腫れている日にやるでしょうか?いやそんな事はありませんよね。インプラント治療をするには、治療予定の部分の歯茎が充分炎症が治まっていて安定している状況を確認して、治療計画を立てています。また埋め込むインプラント自体は滅菌された綺麗なものですから、それを骨や歯茎の中に入れたからといって炎症して腫れる原因にはならないのです。

どうして腫れるのかといいますと、いろいろなことが考えられますが、よくあるのは歯周病の程度が進んでいる人です。そもそも口の中の衛生管理がイマイチで歯周病菌などがお口の中にいるので、インプラント手術をした際にどうしても観血処置ですので歯茎を切ったりして血が出たりします。そのため、お口の中の細菌が回って炎症が波及することが考えられます。

他にはタバコとか。タバコを吸う方には非常に残念な話なのですが、ぜひともタバコを吸うのはやめた方が良いと思います。インプラントをしてタバコをいっぱい吸ってしまうと腫れるリスクもありますし、インプラントが骨にくっつかずなじまず取れてくるというリスクもあります。

そもそも自分の歯が悪くなるリスクも当然あります、全身の健康においても非常に心配なことですよね。他には糖尿病が重度であるとか。糖尿病の患者さんでもインプラント治療は可能なのですが炎症に対して耐性が弱い状態ですから抗生剤などの薬をしっかり飲んだりお口の中を清潔にしておくという基本的な衛生管理をしっかりとやって手術に臨むことになります。このような基本的な健康管理的な部分を甘くしていると腫れやすいです

痛みと腫れの関係性

さて次に痛みに関して話を進めていきますが、痛みと腫れというのは実はとても近い距離にいます。腫れなければ痛みもあまり出ません。そうなるといかに腫れないかということが1つのやはり大事な課題になってくるわけなのですが、腫れないためにどのように手術に工夫をしているかということなのです。

前回のコラムにも書いていますが、サージェリーガイドを使うことが1つは大事です。それは何故かというとサージェリーガイドを使えば歯茎を切る量が最小限で済む可能性が高いからです。切る範囲が広ければ広いほどやはりそれは腫れるリスクが増えていきます。逆に切る範囲がとても狭ければ腫れたとしても最小限の腫れや痛みで済むわけです。

過去に行ったインプラントの中でこのサージェリーガイドを使いオペをした人で、全く痛くなかった腫れも全くなかったという方も実はいます。このような方は様々な好条件が重なって行っている手術です。それはどのような条件かというと骨が十分にある。歯茎が安定していて歯茎の量も十分にある、そしてサージェリーガイドを使って歯茎を切ってめくるのではなく、歯茎に3ミリ程度の小さい穴だけを開けてその小さな穴から骨を削りインプラントを入れていくということが可能な場合です。この場合は糸で縫うこともないのでとても歯茎が腫れにくいのです。その結果痛みをほとんど感じることもありません。ですが実際問題このような好条件で手術が行える人は残念ながら少ないです。100人に1人位だと思ってください。

実際の場合は歯茎の厚みが不均一であったり、骨が凸凹していたり、硬いとこと柔らかいところの差があったり様々な複雑な状況が起きています。そもそも歯が抜けてなくなっているわけですから何か問題があって歯を抜いているわけです。そこには何らかの残骸のようなダメージが残っているわけです。そういった意味でどうしても多少は腫れる要素があるわけです。

次に晴れないために腫れを抑える飲み薬を飲んでもらいます。また晴れないためにその手術の場所に専用の注射を売ったりしています。これはステロイド系の薬なのですが、内科等で一般的に出されて飲んでいる方もいます。インプラントでこれらを使う場合にはかなりごく少量です。ですからステロイドによる様々な問題も起きる事はほぼないです。

最後に

このような様々な工夫をしてインプラント手術に臨みますがその結果、患者さんが次の日消毒に来た際に、思ったよりも痛くなかった思ったより腫れもないよと言ってもらったりして、私はとても嬉しい気持ちになります。頑張ってやってよかったなぁと幸せです。

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