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歯の神経イメージ

歯の根にヒビが入った

2024年9月8日

先日ある患者様で、もう10年ぐらいに前にかぶせた歯がだんだんぐらぐらしてきていて、そこで噛むととても痛いので、見て欲しいと言う方がいらっしゃいました。

この方は以前から定期クリーニングで通っているのですが、その右上の歯の場所は、以前からちょっと弱っているいつかは再治療になるかもしれない、根にヒビが入れば抜かなければいけなくなることもあり得ると言うことを何度となくお伝えしていた方でした。

そしてこのたび麻酔をしてまず一旦かぶせものを外しました。そして、中の状況を確認することとなりました。かぶせも外してみると、やはり大きなヒビが入っていて、根の真ん中あたりは力に耐えられないような状態となっていました。そのためにどうも噛むときに痛みが出たようです。そして患者様と話し合った結果、この歯を抜くことになりました。

実際には根が3分の1ほどしか残っておらず、ヒビも入っていて、それを歯茎の深いところから抜き取り去ると言う作業となります。麻酔が効いているので、この歯の根を抜く作業は痛くは無いのですが、深い位置を触るために顔が押されたり、唇に引っかからないよう唇をしっかりブロックするためにやや嫌な感じはあったかと思います。

そしてこの歯を抜いて、しばらくは歯茎の治り待ちと言うことになりました。歯茎が治ってからこの歯のなくなったところをどうしていくのかと言うことをまた改めて相談して決めていくこととなります。

今回のように歯の中の根にヒビが入って、歯が使えなくなると言う事は時々あることです。ここで皆さんに特にお伝えしたいこととしては、どうして歯を抜くことになるのかと言う話です。

歯を抜かざるを得ない場合、それは例えば歯周病で歯がぐらぐらしている時。これは多くの方が想像できると思います。歯周病で歯が悪くなってしまえば、その歯はもたない、もう抜けてくる、使えないと言うふうに思うと思います。

次に歯が大きな虫歯になった場合。これもなんとなくわかると思います。小さな虫歯から中位の虫歯であれば、治療頑張れば、それは歯が残りかぶせものなりで補強をしていけば良いと思うと思います。しかし、その虫歯がとても大きな状態になれば、もうボロボロでかぶせようがなく、残念ながらもそれを抜くしかないと言う段階がやがてくると言うことです。

最後に歯にヒビが入っている場合と言う話をしたいのですが、歯にヒビが入っていて、歯を抜かなければいけなくなったと言うのは、実は意外に多いのです。これは皆さんにとっては有名ではないのですが、実際の現場で起きていることの数を比較するととても多いです。でもこれよく冷静に想像して考えてみるとなんとなくわかるかと思うのですが、毎日毎日年がら年中歯は使うわけですね。噛むんです。これをひたすら使い続けていけば、いつかかけたり、割れたりする、場合によってはヒビが入って大きく割れる。なんとなく想像つきますよね。そうなんです。使えばいつかはヒビが入ると言う事は十分にあり得ることなのです。あるいは何かの拍子にぶつけてしまった、あるいはとても硬いものを間違えて思いっきり噛んでしまったと言うようなこともあるかと思います。ですので、歯にヒビが入ると言う事は、日常生活の中で起きる確率が高いものなのです。

私たち人間は残念ながらどんなに丁寧に歯を磨いて手入れしていても、歯を失ってしまうことがあるのです。歯周病にならず、虫歯にもならず、頑張っていても、ヒビが入り歯が悪くなってしまったということが起きます。

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