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かぶせ物の精度と石工模型の精度

2024年2月1日

前回かぶせ物の精度に関して多少お話をしました。それに関してはまだまだお伝えしたいことがたくさんありますので、またそれに関してお話をしていきたいと思います。

かぶせ物を作るにはリコンなどの材料を使って歯型をとってやっていくと言うことをお伝えしました。現状ではこのシリコンを使った型取りが最も精度が高く作れるのではないかと思われます。セラミックなどの綺麗な歯を作ろうと思えば、当然精度も高い必要があり、シリコンで型を取るのが一般的であると考えられます。

ですが、実はシリコンで型を取る以外にもう一つ精度の高い方法があります。それは3D光学カメラを用いた方法です。型取りするのではなく、カメラで写真を撮っていくのです。この写真は特殊な写真で3Dカメラです。3Dカメラでどのように撮っているのか、実は動画のように撮っています。1秒間に60フレームとか。これをコンピューター上で合成して、形を再現していくわけです。

この3Dカメラの方法は将来的にはとても良い方法になります。ですが、今現状ではこの方では必ずしもうまくいかないことが多々あります。ですのでケースバイケースです。特にセラミックで歯を作る場合には必ずしもお勧めしません。これはかなり私の意見が入っています。

3Dカメラの精度、性能、システムはかなり進化してきています。毎年新しくいろいろなものが開発され、技術はどんどん変化しているので素晴らしいことなのですが、やはり従来の方法が確実であると私は考えて、ほとんどの場合はシリコンを使っています。ごく一部3Dカメラを用いてます。正確に伝えますと、セラミックを作る場合はインプラントのかぶせ物の場合は、3Dカメラでもうまくいく場合があります。

しかし、自分のもともとある歯に、セラミックをかぶせる場合は、歯型を取った方が正確であるというのが正直なところではないでしょうか。

シリコンで型を取った場合、そのシリコンの中に石膏を注いでいき固めるのです。石膏を用いて、歯の形の模型を作っているわけです。ということは、皆さん実はここでややこしいことが起きています。それは、シリコンがかなり精度が高くても、ではその石膏の模型の精度は一体どうなのかということです。

前回お伝えしたのは、シリコンでは約± 10ミクロンの誤差が起きるということを伝えました。実は石膏はそれよりも大きな誤差を生じます。となると石膏なんかで模型を作って本当に大丈夫?となりますよね。石膏は実は膨張します。若干大きくなると言うことなのです。ですが、この若干大きくなるということがとても重要で、若干膨張して大きくなっている歯を作るからハマるのです。

すなわち、もし石膏が全く膨張しないとなると、できてきたものは、ぴったりなものができてきて、ぴったりすぎて入らないということが起きるのです。えっ?と思う方もいるかもしれません。寸法の世界というのは、とても不思議なもので、まさに職人技です。完全にぴったりドンピシャリのものを作ってしまうと入らないのです。ほんの少しだけ大きめのものができて、その誤差が30ミクロン程度であればちょうど良い塩梅で入ります。なんとも変な話なんですが、その微妙な誤差、しかもそれが予定してこれぐらいの誤差ができてほしいと言う。ちょうど良い膨張を計算して実は作っていくのです。

今回は石膏の膨張と言う話しかしていませんが、それ以外にも様々な工程の中でいろいろ材料が使われていますので、他にも実は誤差と言うものはあるのです。それらを最初から最後まで総じてどのようなことが起きているのかということを十分に考えて、セラミックは作られていきます。

もちろん石膏にも様々な種類があります。どの石膏が本当にいいのかというのは歯科技工士とよく打ち合わせをして考えていかないとうまくいかないです。これらのようなことをこだわって、初めてセラミックの良い歯ができてくるのです。とてもめんどくさいことなのですが、手間ひまかけて初めて良いものができると言う基本的な話ともいえます。

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