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東海市 歯医者 小島歯科室 インプラント

当院ならではのインプラントの特徴、採血によるフィブリンを用いた自家骨移植  

2023年4月9日

こんにちは。最近患者様から質問されたことがあります。それはその患者様は他院でインプラントの説明を受けたのですが、自分のお子さんが2人当院で矯正治療を受けていて長い付き合いをしていて、今回お父様が、自分の歯が悪くなり、自分の近所でかかっている歯医者でその歯を抜いてインプラントすると言う説明を受けたのだが、当院で説明をもう一度聞いてみたい、検査を受けてみたいと言うことになったのです。

本当にこの歯抜かなければいけないのか?そしてもし抜いた場合にインプラント治療はどのような治療方法になるのか念のためもう一度説明を受けてみたいとの事でした。そして本人曰くたくさんのネットでいろんなことを調べて読んだけれどもあまりにも情報が多くてよくわからなかった、との事でした。

そうですね、皆様がネットで調べた場合になかなかたくさんの情報がヒットしてしまい何を信じていいのかわからないと言うことが起きていると思いますし、実際問題多くの患者様からいろんな質問を私自身受けています。そしてその時に私はよく答えている事は、あなたの場合にそれが当てはまるかどうかを判断するのは確かに難しいです。参考にまでに留めて、やはり医院で直接自分の場合はどうなのかと言うことを質問してみることだと言うことを伝えています。

ネットの情報と言うものは様々なキーワードで皆さんが検索するために、全体的な流れの中で必要なことを伝えると言うことが残念ながら難しい場合が多いかと思います。ある1部の切り取られただけの情報が包括されてあなたへ伝わっていくわけです。そうすると実際にはその前の話とその後の話というのがないままインプラントについて語られてしまい、そのインプラントの一部の情報だけで、その物事が正しい、間違っている、良い悪い、と言う判断になってしまうので、いまいちピントがボケたような話に陥ってしまうことがあるのです。となるとさらにさらにいろいろなことを調べていくと言うことをしなければならないと言うことになります。

ですから実は患者様にとってネットで何かを調べると言うのは大変様々な情報提供があり良いことである一方で、深みにはまってしまい、いまいちわからなかったと言うことも起きるし、知らない間に間違った解釈をして正しい答えではない方向へ連れ込まれている可能性も残念ながらあるわけです。

今回相談された方の場合は、前歯に関してのインプラントなのですが、そこに悪い根があり残念ながら骨が腐ってしまい、その骨やまわりの形を回復させることができるのか、その骨がだいぶなくなってしまったところにインプラントを入れて長持ちするのか、インプラント入れた後にまた悪くなるようなリスクはあるのか、など様々な質問がありました。そしてインプラントをやる医院であればどこでも同じようにある一定以上の技術で治療が行われるのでしょうか?と言う質問がありました。もう少し突っ込んで言うと医院によって技術の差はどのようになっているのかと言うことです。

インプラント治療を受ける人は、よくあることなのですが顎の中の骨がいろいろな形で減っていることがあります。そうするとその減っている部分に何らかの形で骨を増やしてやってインプラントを入れると言うことが想定されるわけです。この骨を増やすと言う技術は、どの医院でも等しく同じように大体行われるのかというとそうでもありません。またそれぞれの医院によってそのテクニックは若干異なるかと思われます。

どのような状況で骨を増やすべきなのかと言うことによって使うテクニックもさらに色々と違ってきますが、今回の上顎の前歯の歯の根の辺りが減っていると言う状況の中でどのようにするのかと言う点に関してお伝えしていきます

一般的には、骨が減っている場合、人工骨を足して骨を増やすというのが多いと思われます。とても良い方法です。ですが当院ではこの方法は第一選択ではありません。どうしてかと言うと、人工骨は非常に高価だからです。例えばの例ですが3 CCほどの人工骨を使えばおそらく100,000円位の費用が少なくともかかると思われます。でこれもし10 CC使ったとなると300,000円位インプラントの費用がさらに増えていくということが起きる可能性があるわけです。

では当院ではどうしているかといいますと、ほとんどの患者さんは実際に骨を増やす場合には3 CCほどの量で充分な場合が多いです、それはインプラント入れるときに骨を多少削るのですがその削った骨をうまく回収してやればそれで3 CCほどの骨が集まるわけです、その集めた骨を使って人工骨を使わないで済ませることが多いです。また3 CCでは足りなくてやっぱり4 CCぐらい欲しいとかそういうこともあるわけですね。そのような場合はどこが良いや骨が多くあるところから少しばかり削り取って持ってくると言うことが可能なのです。

そのようなことを言うと、いやそこを削ったところ足りなくなってしまうのではないか?と思われるかもしれませんが、削り取ってもまた元に戻るような場所というのがありましてそういうところからうまく取るような方法もあるわけです。

そしてここからが重要なのですが、当院では採血をして自らの血液の中から成長因子を取り出してその成長因子を先程の自分の骨と混ぜてゲル状にすると言う方法がよく行う方法なのです。海外ではよく行われている方法です、しかもかなり前からです。

減った血液中の成長因子を使うのは自らの骨と凹んで少なくなっているところをうまく増やすのにとても便利な方法で私はこの方法が最も好きな方法です。この方法の利点はいくつかありますが、1つは先に述べた人工骨ではないので費用が大きくは増えないと言うことです。また自己血のフィブリンを作る費用もそんなに高くはないと言うことです。そして何より自分の体の中のものを自分の体の中のために使うのでとても安全だと言うことです。

例えば病気で大きな手術を行う場合に輸血を行うことがあるのですが、そのような場合少量であれば術前に自分の血液を献血のようにとってストックしておくわけですね、そして手術当日足りない分を自分の血液で補う、これはとても安全ですね。ですが他人の血液を入れるとなると本当にそれが自分と馴染むのか、問題ないのか様々な病気などで制限を受けたりする人もいるわけです。このような話とちょっと若干似てるんじゃないかなと思っています。

この自家血のフィブリンを使う技術は、インプラント手術当日に患者様から採血を行います、量にして約17 CCほどです。これは採血にしてはかなり少ない量と考えてください。そしてこの自家血を採血してすぐさま専用の機械にかけてフィブリンの作成に入ります。それと同時に手術は進んでいきます。そしてインプラント手術途中でインプラントの本体を骨の中に入れたり足りないところに造骨するときにちょうどそのフィブリンが完成してきてフィブリンと自家骨を混ぜてさらに造成するべき元をその場で作っているわけです。これが当院のやり方としての1つの特徴です。

ある意味やや複雑ではありますが、それはすなわち人工骨を使うと言うことであれば人工骨をパックから開けてただ出すだけなのである意味シンプルなんです。ですがこれは患者さんが大変と言うよりは歯科医師がやや大変なだけでそれに慣れてしまい、その技術を研鑽すればかなり成績の良い手術ができるので私はこの方法を採用しています。オペのアシスタントをするスタッフもこのやり方に慣れています。毎回私がそのような指示を出しているので、もうこのようなやり方をするのが当然だと思って準備にかかります

このフィブリンを用いたテクニックは必ずしも日本ではさほど有名ではありません。一部のこだわった先生がどうもやっているように私は思います。ですので学会等では、このような方法がメインで論文発表される事は日本では少ないです。ですが投稿雑誌等ではよく見受けます。それはやはり投稿される方は結構こだわりのつよい人が多いので出てくるのだと思っています。

また世界的な流れとしてはこのフィブリンの方法はスタンダードとだと思われるのですが、日本ではある程度この技術、器具に関して厚労省等の規制レベルが高いのでなかなか導入を踏み切ってる医院が少ないのではないかと私は想像しています。実際問題大学病院でもすべての大学病院で使われていないと言う現状からも、どうしても日本ではまだまだスタンダードにならないんだろうなぁと思っています。ですがこの方法は親知らずの抜歯であるとか上顎の骨に穴が空いた場合など一般の治療でも使い道があるので私はこの方法がどんどん流行っていくといいなと思っています。

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