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東海市 歯医者 小島歯科室 インプラント

インプラント治療とモニタリング  

2023年4月30日

インプラント治療を行う際にモニタリングを行っていることが多いです。モニタリングとは何でしょうか?もしかしたらあなたはあの有名なテレビ番組のモニタリングを想像したかもしれません。残念ながらそのモニタリングではありません。インプラント治療におけるモニタリングとは血圧等を図りながらインプラント治療を安全に行うと言うことを指しています。

インプラント治療など外科処置を行う際に血圧を測りながら安全に治療をしようと言うことがあるのです。私がインプラントの治療を行う際にはモニタリングで行っている事は、血圧を定期的に測っている、酸素飽和濃度、SPO2を図っている、心拍数を測る、と言う点です。

あなたは朝、血圧を測ったりしていますか?あるいはスポーツジムなので血圧を測ったりしているでしょうか?インプラント治療の際にはまず最初に血圧計をつなぎ、血圧を測定します。そしてこのまましばらく測り続けて約5分間隔で常に測り続けます。

これは治療が始まる前に測るだけではなく、治療が始まった後も継続的に測っています。継続的に5分なり10分になり測れる専用の機械があるのです。すなわち患者様は腕に血圧を測るための装具を巻かれ、例えば5分おきに腕がしまってきて機械が自動的に血圧を測ってその血圧の数値をパソコンモニターに見せてくれるのです。そして私たち術者は時々そのモニターを見ているわけです。

5分おきに計るとなると腕が痛いかと言うと、そんな事はないです。腕が時々ちょっと締められるなぁと言う程度で気になる事はありません。また術者たちはモニターをずっとじーっと見ているわけではありません。当然インプラントの治療を行うわけですから、メインに見ているところはお口の中です。その治療の流れの合間合間にモニターをたまにチラッと見ていると言う程度です。

実はこれ、ずっとじーっと見てなくてもモニターの機械がピーピーピーと音を立てているのです。リズムよく音を立てています。小さな音です。ですので安全に血圧が測れていて問題がないと言うことがわかっているのです。もし急に脈拍数が上がったり血圧が上がったり、SPO2酸素飽和濃度が大きく変化して下がったりなど異常事態が起きた場合にはモニターが大きな音を立てるし、リズムが変わるのですぐにわかります。

また脈拍数が少しずつ上がることが患者さんには時折見られることです。これは麻酔の注射をしたりすると心臓がドキドキしてきたと言う経験がある方はいるのではないでしょうか。このドキドキと言うのは心拍数が上がっている、すなわち脈拍数が上がっていると言う事なのですがこの脈拍が上がっている状態をダイレクトに先程のピッピと言う音のリズムが速くなるので、あー今患者さんは麻酔注射をしてるときにドキドキし始めているなぁというのがわかるのです。

ですので術者はそのスピードがあまりにも上がるようであれば麻酔をするのを一旦やめますし、あるいはゆっくり打つ、もしくは患者さんに大丈夫ですよーお鼻でゆっくり息してください、などと声かけをしたりして対応しているわけです。手術と言うのは手も使い目も使い、耳も使っているわけです。このモニタリングをする専用のモニターで音が出ていることがとても便利なことです。ずっとモニターを見ている必要がなくて音で知らせてくれて必要な時だけそのモニターを見れば良いからです。しかも患者様の微妙な変化を音のスピードで表しているので微妙の変化も常に術者にはわかります。

また治療中に患者さんが、強い痛みを感じたり不快を感じた場合には、脈拍が上がったり血圧が上がったりとやはり変化が起きることがあります。このような場合は考えられる原因としては、いくつかありますが、麻酔の効きが弱いあるいは麻酔がだんだん切れてきて患者さんが痛みを感じている場合です。ですのでそのような場合には麻酔の注射を追加することがあります。

ですがこのような麻酔の注射の追加が必要な場合と言うのは実は長時間に及ぶ手術をしている場合くらいでそんなに多くはないです。むしろ痛みを感じる場合には、患者さんが過度に緊張しているような場合などです。ですのでこのような場合に最初に行う事はまず患者さんにゆっくり深呼吸してくださいなどと言う声かけになります。

また私の手術の場合ほぼすべての患者さんに鼻から酸素と笑気を吸っていただいています。笑気麻酔です。この笑気麻酔に関しては以前にもお話を書いていますが、酸素や笑気を吸っていることによって体に安全を確保しているわけです。そして緊張が強い、あるいは痛みを感じやすい人の場合は必要に応じて笑気の濃度を上げます。笑気の濃度を上げることによって恐怖感や痛みを感じにくくなる患者さんも多いからです。

このようにモニタリングをして治療するわけですが、病院で手術を受けたりあるいは入院した事ある方はこのモニタリングをおそらくしていると思います。自分ではあまり覚えていないかも知れませんね。また今後の歯科治療においては、50歳以上の年齢の方には治療時に常にモニタリングをすると言う医療のガイドラインの流れがだんだんできてきています。ですので皆さんおそらくモニタリングを受けることがもっと増えるんではないかと思っています。ただこの歯科治療の場合は、インプラントの手術とは違ってさほど大きな機械をつけるわけではなく手首に時計の大きいような形なものを巻く程度のものが想定されています。

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