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歯並びが悪いと体にどんな影響が出るでしょうか?

2024年6月2日

歯並びが悪いと様々な問題があります。それはどんな方もなんとなく想像できるかと思います。

極端に伝えれば命が短くなります。歯並びが悪い場合、ほとんどの場合は、呼吸がうまくいっていないです。歯並びが悪いためにうまく呼吸ができず口を開けている。舌が下に落ちている。その結果、鼻を使っていない。鼻というせっかく人間が持っているフィルターを使わずにバイ菌が体の中にどんどん入っていく。そういう日々を過ごしていると言うことです。また水分がうまく取れていない、食事が充分取れていないと言うことが起きています。

例えばこれは誰でもわかるかと思いますが、歯並びが悪ければ歯磨きが難しいです。歯磨きが難しく、歯周病や虫歯になりやすいです。そしてそのような状況であれば、咀嚼効率も悪く、胃腸障害も起こしやすいです。栄養がうまく取れていない、胃に負担がかかっている、全身の状態がどんどん悪くなっていきます。

さらに歯周病が悪化していけば、歯周病菌が体の中へどんどん入っていきます。お口の中にある不必要な菌が、心臓などにやがては到達すると言うとても危険な状態です。このようなことを菌血症などと呼んでいます。

また前回もお話ししましたが、上顎の骨が未発達であると言う状態はお口の中が狭い、すなわちそれは鼻とつながっていますので、骨が鼻の中の構造も小さいわけで、そうなると鼻炎や鼻閉塞が起き、さらには耳の方へ影響が出て中耳炎にもなりやすいです。そしてさらに喘息にもなりやすいと言う様々な病気とつながっています。

またその口が狭いという、上顎の骨が狭いという事は、口呼吸をしていて、舌が後ろのほうに落ち込んで気道が狭くなっているためにいびきをかきます。これは呼吸が悪い状態で夜寝ている状態ですが、酸素不足になっていて、決して良い睡眠ではなく、睡眠障害が起きますし、子供の場合は発達障害となります。さらにこのような不十分な睡眠状態ですので、日中には倦怠感が起きやすいです。

ですので、ただ見た目がどうということではなく、健康かどうかと言う重要な問題ですので、そのことを知っておいて欲しいです。

そして、子供や若い人の場合は、やはり見た目を良くするため、あるいはもうちょっとマイルドに言えば、見た目がおかしくない範囲に収めるために矯正治療をしたほうが良いのではないかと考えているかもしれません。確かに入り口はそれでもいいと思います。きっかけは見た目かもしれませんが、よく落ち着いて考えてみると、これは健康のためなのです。そして人生の内容を良くするためなのです。見た目ぐらいだったら多少の事だったらまぁいいんじゃないかと言う人もいるかもしれませんが、そうではなく、人間と言うのは正しい形には意味があります。正しくない形は不健康です。ですので単に流行で流行っている芸能人の顔に近付けようと言うようなものでは無いのです。正しい機能、正しい本来の健康的な形に近づける。そうすると結果的に見た目もより良い状態になっていると言う、合致しているだけなのです。

また高齢の方はもう自分が歳だしいいだろうと思っているかもしれませんが、決してそんなことありません。当院では60代以上の人が矯正治療始める場合があります。それは単に見た目を治すわけではなく、歯並びが一旦倒れるとどんどんずれていきより不健康な状態に近づいていくからなのです。無論60代の方でも見た目を気にされている方もいます。ですが、歯がだんだん出っ歯になったり、凸凹で崩れていくと加速度的に悪くなります。そして一気に歯を失います。そのような状況の中で、もしその方が施設に入ったり入院した場合、これをなんとか問題が起きたときに治療するとなるととても困難です。どうしてか?歯並びが悪く、噛み合わせがはっきりしないために手の施しようがないような状況になっているからです。入れ歯も安定しない、そうなると看護師さんあるいは介助の方とても苦労しますし、お手上げ状態となります。ですから普段から自分の体を守る、普通の状態にはできる限り近づけておく。そういう事は自分のためでもあり、周りの人の為でもあります。

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