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矯正治療と虫歯治療が同時進行

2024年5月5日

こんにちは。先日矯正治療中の患者さんで、かぶせ物が外れ、虫歯治療をすることとなった方がいました。

この患者さんは、左の上にかぶせ物がもともと入っていました。そして矯正治療が半年ほど経ち、たまたまそのかぶせ物が外れたのでした。外れた中は金属の下が多少悪くなっていて、虫歯を削り、もう一度かぶせ直す治療が必要となりました。

そうするとあなたはもしかしたら、その場所だけを治療して、また再度矯正治療が進んでいくのではないかと思っているかもしれません。しかし、実際にはそのようにはなかなかいかないことが多いです。

すなわち矯正治療中に虫歯ができる、あるいは以前から治療してあったところが取れたりなどする場合、どのようにしたらいいかは簡単ではありません。

まず前提条件として矯正治療中に新たに虫歯ができると言うようなことができる限りないことが理想です。これはしっかりと歯磨きをやると言うことになるのですが、矯正治療中は器具を利用していますので、歯磨きが難しくなっていたり、歯と歯の間がおろそかになっていたりということが考えられます。また歯がだんだん動いていくので、歯の隙間の形も若干変化していくので、丁寧な歯磨きが常に求められます。

次にもともとかぶせてあったものが外れてくる、あるいは悪くなっていた、ということはしばしば実はあります。これに対しての対処なのですが、まずそもそも矯正治療を開始する前に、詰め物を全部外してしまう。そして一時的な詰め物をすると言う方法もあります。しかし、これをやるとなると大工事になる患者さんもいて、現実的ではない場合が多いです。途中で外れるからといってその心配だけのために、すべてのかぶせ物を一旦外すと言うのは、いかがなものかということです。しかし途中で外れてしまい苦戦すると言う状況が起きるわけです。

今回の場合はどのようになったかといいますと、その一部の虫歯になっている歯をまず基本的な治療をします。そして、完全なかぶせ物を作らず、土台部分を元の歯と同じ位の大きさまで作り上げ、もう一度そこに矯正の器具を合わせ直すわけです。そして矯正が最終的に終了してからそこのかぶせ物は作り直します。

もし一旦これを完全にかぶせてしまった場合、実は困ることが起きる可能性があるのです。それはどういうことかといいますと矯正が進んでいき、最終的な治療が終わった段階で、そのかぶせ物をもう一度やり直しをしなければいけないかもしれなくなるのです。それは全体の歯が少しずつ動いていきますので、そうすると最終的な上下の噛み合わせの形をもう一度作り直さないと、正確には噛まないということが起きるからです。

ですが、今回の場合は矯正の治療も虫歯の治療も当院で行っていますので、それを総合的に判断して治療計画が進んでいきます。

一方、たまに以下のようなことがあるのです が、他院で矯正治療中なのだが、矯正治療中に歯が悪くなったので、この虫歯の治療をやってほしいと言う依頼が来ます。そうなると実はこれは矯正の治療の計画の中で、どのように虫歯の治療を処理していくのかということがありますので、分業するのは実は難しいです

そのような点で私は、矯正治療と虫歯治療はできる限り、同じ歯科医院で行うことをお勧めしています。

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