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歯ッピーになる歯のはなし・その77~知多ホームニュース平成25年5月中旬号掲載

2013年5月15日

「金属アレルギーと歯科治療」

 

みなさん、こんにちは。ゴールデンウィークも終わり、普段の日常に戻られたことかと思います。

ゴールデンウィークに遊び過ぎて、まだ疲れがたまっているなんてことはないですか?

私はこのゴールデンウィークに東京スカイツリーを見学して来ました。

まさに五月晴れで、とても眺めは良く、楽しいひとときでした。と共に凄い人、人、人でした。

東京スカイツリーの周りにはたくさんのショップがあり、おみやげ屋さんがもうこれでもかというほど。

又、一般的なおみやげ以外にも東京下町にちなんだ伝統工芸品や、下町工場の特殊技術を駆使した金属加工グッズ等々…。

さて今回は、金属アレルギーと歯科治療についてお話ししたいと思います。

歯の治療では削った場合、そのところを歯型をとってかぶせ物を作ります。そしてかぶせ物をはめ込みます。

このかぶせ物は金属でできている事が多いです。使われている金属は様々ですが、パラジウム・ニッケル・銅など、他にも少ないですが、金・プラチナ・チタン。

金属材料を使う事には、いろんなメリットがあります。加工のしやすさ、硬さの調整、長持ち具合、お口の中の酸に耐える強さ。

しかし一方で弱点もあります。その一つが金属アレルギーです。

金属を治療に使う事で、お口の中に発赤がでたりする人がいます。又、体の皮膚に湿疹が出る人もいます。

歯科治療では、材料として金属を使う事はとても多いです。では、その治療を受けた人全員に金属アレルギーが起きるかというとそうではありません。一部の人だけです。

しかし、最近では金属アレルギーの症状を起こす人が増加しています。

 金属アレルギーが疑われる場合は、皮膚科等でパッチテストの検査をする事があります。

どの金属や材料にアレルギー反応を起こすのかを調べていきます。

その結果を元に、アレルギー反応を起こす金属を使わないように治療計画を考えていきます。

又、現在おくちのなかに原因となる金属が入っている場合、その金属を削って外す事もあります。

一般的に金属の中では、チタンでアレルギーを起こす人はとても少ないです。又、金やプラチナも少ないです。

(しかし、たまに金やプラチナのアクセサリーでダメという人もいますね。)

 では実際の治療ですが、最もアレルギーの少ないチタンでかぶせ物を作る場合、奥歯のかぶせ物や入れ歯の金属部分に使われることがあります。

ただしチタンはかぶせ物が出来てから、お口の中で合わせていく時に多少削るのですが、この切削作業が難しくなるという弱点があります。

次に金・プラチナでかぶせ物を作る場合、これは100%の純金で作る事はありません。どうしても他の金属を数%混ぜて合金にします。

そうしないと加工しにくく、出来てからお口の中での耐久度も落ちてしまうのです。

ここで数%の金属を混ぜるために、この混ぜた金属がアレルギーの原因となる事があるので注意が必要です。

 また現在では、金属以外の材料でセラミックがよく使われるようになってきています。

非金属で、金属に近いくらい加工しやすく、耐久度の上がったものが開発されてきていますので、セラミック等の非金属で前歯も奥歯もかぶせてしまう事があります。

なお、チタン・金・セラミック等は費用が高価なので、安価におさえるという意味ではセメントで埋めたり、プラスチックで覆うなどの方法も考えられるかと思います。(強度的には劣ります。)

 最後に皆さん、そもそもムシ歯や歯周病で歯を失わないことが一番良い事です。

自らの体を大切にして健康で元気で楽しい日々を過ごしましょう。

 

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